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デスクトップの内部はケーブルがたくさんあります。電源ユニットからケーブルが伸び、ストレージや光学ドライブ、ケースファンなどに接続されています。
このケーブルの配線が綺麗なBTOパソコンもあれば、汚いBTOパソコンもあります。また、ほとんどのBTOパソコンは表配線です。しかし一部のBTOパソコンはマザーボードの後ろ側にケーブルを配置しています。これを裏配線を呼びます。
裏配線にすると見た目がすっきりして配線が綺麗になります。もちろんそれ以外のメリットもいくつかあります。
裏配線のメリット
ケーブルがパーツに物理干渉しない
配線がごちゃごちゃだとメモリやグラフィックボードにケーブルが引っかかってしまうことがあります。そのせいでパーツの接続が緩んでしまったり、ケーブルがファンに触れてしまったりと、故障の原因になることもあります。
裏配線なら余分なケーブルはすべてマザーボードの後ろ側にまとめられているため、物理干渉することはありません。
さらに裏配線だと改造するときにケーブルが邪魔にならないメリットもあります。表配線のBTOパソコンだと、拡張スロットが空いているのにケーブルが横断していてパーツを挿せないなんてことがあります。
パソコンを改造するたびにケーブルを外して、パーツを挿して、またケーブルを接続して・・・なんて面倒臭くてやってられません。だから自作PC好きの人は裏配線を好む傾向があります。
エアフローを阻害しない
デスクトップは基本的に前と横から吸気して、後ろや上に排気します。パーツを適切に冷やすことでパソコンの動作を安定させているのです。もしもエアフローをしなかったら熱暴走してパソコンが固まったり壊れたりします。
つまり空気の流れはパソコンによって非常に大切です。このエアフローをケーブルが阻害することがあります。表配線の場合、余ったケーブルはやや前側に配置されます。CPU、メモリ、グラフィックボードより少し前です。
エアフローにとってこのケーブルがごちゃっとなっているのは邪魔でしかありません。扇風機と自分の間に障害物を置いているようなものです。
裏配線なら余計なケーブルはないので、エアフローがダイレクトに各パーツに届きます。エアフローの効率がよいため、適切にパーツを冷やせます。パソコンの動作は安定しますし、熱による故障率も下がるのでメリットしかありません。
裏配線のBTOパソコンはG-TuneのNEXTGEAR-MICRO
今まで多くのBTOパソコンに触れてきましたが、唯一裏配線なのがG-TuneのNEXTGEAR-MICROシリーズです。G-TuneはMouseのゲーミングPCブランドです。
G-Tuneにはいくつかのデスクトップがあって、NEXTGEAR-MICROシリーズだけが裏配線です。エアフローにとことんこだわっているため、裏配線を採用したらしいです。
BTOパソコンメーカーにとって裏配線なんて手間がかかるので嬉しくありません。組み立てる時間がかかるので効率が悪いわけです。それでもエアフローのために配線を綺麗にしてくれるのはユーザーからするとありがたい話です。
だから配線が綺麗なBTOパソコン、裏配線のBTOパソコンを探しているならG-TuneのNEXTGEAR-MICROがおすすめです。ゲーミングPCではあるものの、安いものだと10万円以内なので普通の用途の人にもおすすめですよ。