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NVIDIAのグラフィックボードにはGeForceとQuadroがあります。いや、本当は他にも種類があるのですが、主流なのはこの2つです。NVIDIAとしてはGeForceは個人向け、Quadro(現在はRTX Aシリーズ)はプロ向けとして販売しています。
でもそれでけだとよくわからないですよね。もしもあなたがQuadro搭載パソコンを欲しいと思っているなら、是非以下の解説をご覧ください。Quadroに適した用途やおすすめBTOパソコンをご紹介します。
Quadroを選ぶ意味とは
QuadroはGeForceとは大きく違います。得意とする分野が違うため、間違って選んでしまうと大変なことになります。だからまずは「GeForceかQuadroのどっちにすべきか、と迷ったときの選び方」の記事を読んでみてください。
簡単にまとめると、GeForceはDirectX、QuadroはOpenGLを得意としています。だから基本的にはGeForceはゲーム用、Quadroはクリエイター用です。また、GeForceは8bitカラー、Quadroは10bitカラー以上という違いもあります。印刷したり正確な色を出したいならQuadroをおすすめします。
Quadroにおすすめの用途
Quadroグラフィックボードを選ぶべきなのは例えば以下の用途です。
- CAD
- DTP
- 一部の3DCG
- RAW現像
- プロのイラスト制作
やはり印刷や色が関わってきます。色の表現力がまったく異なりますから、あなたがプロのクリエイターなら絶対にQuadroを選んでください。イラスト制作でも印刷するならQuadroを選んでおいたほうがいいです。
3DCGはちょっと複雑です。ソフトによって推奨されるグラフィックボードが変わってくるからです。例えばプロが使うCADならQuadroが絶対に必要です。しかし一方でMMDならGeForceが推奨されています。ソフトの動作環境を調べた上でどちらにするか決めてください。
おすすめのQuadro搭載BTOパソコン
Quadro搭載BTOパソコンが充実しているのは、ドスパラのraytrekシリーズとmouseのDAIVシリーズです。この2ブランドから選ぶのがおすすめです。
ドスパラ「raytrek LC-M」
あなたがRAW現像やDTP、イラストのような2Dを扱うならNVIDIA T600が最適です。ドスパラにはNVIDIA T600を搭載した格安デスクトップがあります。しかも売れ筋ランキング2位という人気っぷりです。
CPUやグラボはいいのですけど、ストレージは500GBしかありません。大きなファイルを扱うと500GBではすぐに容量不足に陥ってしまいます。最低でも2TB、プロなら1TB NVMe SSD + 2TB HDDのように合計3TB以上にしてから購入するのがおすすめです。
ドスパラ「raytrek 4CXQ20」
3DCGならもっと高性能なQuadro(現在はRTX Aシリーズ)にしてください。RTX A2000やRTX A4000です。ドスパラにはCAD用BTOパソコンとして、RTX A2000を搭載したハイスペックモデルがあります。
プロにもおすすめできるちょうどいい性能です。価格も35万円くらいなので性能の割にはかなり安いです。あらゆる用途に使える万能タイプなので一番おすすめです。
mouse「DAIV FX-I7N60」
あなたがプロならハイエンドPCをおすすめします。CPUもメモリもグラボにもこだわるべきです。DAIVシリーズにはQuadro RTX A6000を搭載した超高性能モデルがあります。
3DCGにも映像制作にも使える、まさにプロ用のBTOパソコンです。実際、プロはこれくらいのスペックのパソコンを使っています。動作の快適さは成果物のクオリティの高さに直結するものです。