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BTOパソコンのカスタマイズに要注意
「BTOパソコンは初心者向け、自作は玄人向け」なんてよく言われます。確かにその通りです。パーツの知識がないなら自作PCなんて手を出す必要はありませんし、そもそも今はもう自作のメリットってほとんどありません。
でもBTOパソコンにも初心者向けと玄人向けが存在します。例えばMouse、パソコン工房は初心者向け、ドスパラは初中級者向け、サイコムは玄人向けです。
「同じBTOパソコンなのになんでそんな違いが出るの?」と疑問に思うことでしょう。問題はカスタマイズです。カスタマイズできることがBTOパソコンのメリットなのですが、デメリットにもなりうるのです。
選択肢の多さはメリットにもデメリットにもなる
わかりやすい例をあげましょう。あなたがBTOパソコンを1つ選びました。そしてカスタマイズ画面に進みます。電源ユニットの項目までたどり着いて止まります。「うーん、どれにすればいいのかな」と。
もしも電源ユニットの選択肢が2つしかなければ簡単です。安いほうが高いほう、あるいは容量が少なくて電源効率が普通のものか容量が多くて電源効率の優れたものから選ぶだけです。
では電源ユニットの選択肢が20個あったらどうしますか?メーカー、容量、80PLUS、モデル名など細かく分かれています。パソコン初心者のあなたには違いがまったくわかりません。失敗するのも嫌なので困ってしまいます。
しかしパソコンのパーツに詳しい玄人にとってはたくさんの選択肢があったほうが嬉しいものです。将来的に使うであろう電源容量を計算し、好きなメーカーを選び、80PLUSはそこそこ高級なものにして、最終的に評判の良いモデルを1つに絞り込みます。
だからこそカスタマイズの選択肢の多さは一長一短なのです。パソコン初心者なら選択肢が少ないほうがありがたいはずです。20個から選ぶよりも数個から選ぶほうがわかりやすいからです。
電源ユニットの数から見るパソコン初心者に優しいBTOパソコンメーカー
最近はどのBTOパソコンメーカーもSSDの選択肢はなかなか豊富です。一方、電源ユニットには明確な差があります。そこで電源ユニットの選択肢の多さから、どのBTOパソコンメーカーが初心者向けなのか調べてみました。
できるだけ公平に比較するため、Z170チップセットのデスクトップゲーミングPCを選びます。
BTOパソコンメーカー | 電源ユニットの種類 |
---|---|
Mouse(G-Tune) | 4種類 |
パソコン工房 | 5種類 |
ドスパラ | 10種類 |
サイコム | 27種類 |
比較した結果、パソコン初心者に優しいBTOパソコンメーカーは「Mouse>パソコン工房>ドスパラ>サイコム」という順になりました。特にサイコムは完全に玄人向けです。メーカーだけでなくモデル名までこだわれる人だけ選べばいいと思います。
Mouseとパソコン工房は初心者向けです。他のパーツの選択肢が少ないのでカスタマイズで困ることはほとんどないでしょう。ただ、パーツのメーカーが明記されていないのでちょっと信頼性に欠けます。
その点、ドスパラはそこそこ選択肢が多く、しっかり電源ユニットやSSDのメーカーが記載されているのでパソコン初心者も玄人も満足できるBTOパソコンメーカーです。