BTOパソコンの保証について。3年保証、5年保証などの延長保証は必要?

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自作パソコンにはないメリットとして、BTOパソコンにはメーカーによる修理保証があります。初心者には難しい原因の特定やパーツの換装などを任せられるため、特に自作PC未経験のユーザーにはおすすめといえるオプションです。

本記事では、この保証について、どの程度の期間オプションで付けるべきなのかをご説明します。

延長保証について

延長保証とは、各BTOショップがオプションで提供している、購入したパソコンに付けることができる無償修理保証のことです。期間内であれば、もしPCが故障してしまっても、メーカー元に送る、あるいは引き取ってもらうことで無償で修理してもらうことが可能です。

自分で換装するなら延長保証は不要

結論から言うと、デスクトップゲーミングPCであれば、延長保証の重要性は低くなります。まず、HDDや電源ユニットなど、自然に消耗しやすいパーツの、消耗による故障は保証外の場合が多いです。ただ、消耗で壊れるとしても3年は保ちますので、保証対象外であっても大きくデメリットになるようなことはありません。

そして、マザーボードやCPU、メモリなどは、パソコンを頻繁に移動させるような状況など、なんらかの物理的な要因がない限りめったに壊れるパーツではありません。グラフィックボードやCPUファンは壊れてしまう危険性がありますので、保証が付くとしたらこういったパーツが壊れてしまった場合でしょう。

とはいえ、この2パーツも1年足らずで壊れることはありませんので、1年以上使い続けて壊れてしまったら、延長保証を申し込む資金でパーツを買い換えるという選択肢を取ることができます。また、ほとんどのパーツは1年で壊れなければその後長期に渡って使い続けられるケースが多いです。

そのため、デスクトップゲーミングPCにおける延長保証の重要性は、「パソコンを移動させる機会が多いか」「パソコンの中身を滅多に弄らないか」の2点で決めると良いでしょう。

自分で修理できないゲーミングノートPCには必ず延長保証を

ここまではデスクトップゲーミングPCの話ですが、ノートPCの場合は少々事情が異なってきます。

ノートPCはモバイル用途で持ち運ぶ場合があり、パーツ同士の集積率も高いです。また、熱がこもりやすいのでパーツの寿命も低下しやすい傾向にあり、とそれなりに故障しやすい精密機器です。さらに、デスクトップPCとは違い、修理することが難しいPCのため、グラフィックボードが壊れたから換装、というわけにはいきません。

そのため、ゲーミングノートPCは保証をつけておかないと万が一の時のリスクが高まってしまう恐れがあります。ゲーミングノートPCには長めの保証を付けておくことをおすすめします。

購入時の明細書などは保管しておこう

修理を依頼する場合、購入時の明細書や外箱、マニュアルなどが必要となる場合がありますので、これらは必ず保管しておきましょう。

いずれにせよ、BTOパソコンは数年間に渡る保証を受けられることが最大のメリットといえます。このメリットを活かすならば、オプションでつけておいて損はないといえます。