BTOパソコンの買い換えタイミングと節約術

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パソコンはパーツを交換することでアップグレード出来ますが、無限にアップグレード出来るわけではなく制約もあります。その制限に到達した時点で買い換えや中身の丸ごと入れ替えを検討しなければなりません。今回はBTOパソコンの買い換えタイミングと買い換え時の節約法についてご紹介します。

アップグレードの限界

CPUは何でも換装出来るわけでなく、マザーボードによって動作するCPUの世代が決まっています。その世代で最上位のCPUでも性能が足りなくなるとアップグレードの限界に達します。

またグラフィックボードも性能を発揮するにはマザーボードとCPU性能を必要とするため、実質的にグラフィックボードも無限にアップグレードできません。CPU・グラフィックボード共にマザーボード次第ですが、マザーボードを中心にすべてのパーツが構成されているため安易に交換はできません。

買い換えの目安

CPU・グラフィックボード共に世代を重ねるごとに性能差が広がるためCPUは4世代、グラフィックボードは3世代以上古くなる頃が買い換えの目安です。これ以上古くなるとどんなアップグレードも効果が薄くなるためお勧めできません。

買い換え方法1:OSなしモデルに買い換える

OSなしのBTOパソコンを買う方法」で紹介したように、BTOパソコンの中にはOSなしで購入できるものがあります。差額は8000円ほどですが、旧パソコンのOSを新パソコンへライセンスを移すことで節約が可能です。ひとつ注意しなければならないのはOSがパッケージ版のみで使える方法だということです。

BTOパソコンによく使われるDSP版OSはパーツとライセンスが紐付けられているため新パソコンへ使用するとライセンス違反になります。パッケージ版とDSP版の価格差は少ないため、もしパッケージ版を持っていない場合はこれを期にパッケージ版の購入をお勧めします。

Windows8や7と違い、Windows10はアップグレードし続けることでサポート期間が延長され続けるOSのため、DSP版のパソコンを買い換え続けるよりもひとつのパッケージ版を使い回し続ける方がお得です。

買い換え方法2:BTOパソコンなら自作パソコンに作り替える

丸ごと買い換えするよりも安価に性能アップする手段としてゲーミングBTOパソコンを自作パソコンにリメイクする方法があります。電源ユニットやパソコンケースを流用することで一から自作パソコンを組むよりも安価に作り替えることが出来ます。

BTOメーカーの中には特殊なパソコンケースを採用しており転用できないことがあるため、事前にパソコンケースのメーカーや型番を調べるとトラブルなくリメイクできます。迷っているなら「自作パソコンとBTOパソコンの違いを比較」を参考にしてください。

買い換え方法3:自作パソコンならマザーボード一式を入れ替える

元々のCPUが第4世代Haswell以降なら電源ユニットが流用できるためマザーボードを載せ替えられる可能性があります。他にもCPUやメインメモリを交換することになりますがストレージやパソコンケースは流用でき、低コストで実質的に買い換えることが出来ます。

まとめ

ユーザーが自由にカスタマイズできるBTOデスクトップパソコンですからこそ、丸ごと買い換える以外の道があります。ほぼすべてのパーツを取り外し、再び組み込む作業は自作初心者にはハードルが高いですが、一度経験すれば修理や分解クリーニングも自分自身で出来るようになりスキルアップできます。

パソコンショップでは自作パソコンの体験会を実施している店舗もありますので興味がある方は参加や見学の申し込みから始めると失敗せず自作パソコンデビューできるのではないでしょうか。