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SSDを選ぶときはスペックと価格だけに注目しがちですが、メーカーごとに保証内容が大きく異なりいざという時にどのメーカーの製品を選んだかでユーザーが受けられる保証に差が出ることもあります。製品選びで失敗しないためには各メーカーの保証内容をチェックすることが長くSSDを使う上で非常に大切です。そこで今回はSSDメーカーごとの製品保証の条件と特徴についてご紹介します。
製品保証を使用する際は保証書と購入証明が必要
購入時のレシートやオンライン購入の記録を必須としているメーカーが多く、購入日から保証期間開始とすることが一般的です。レシートは時間の経過に伴い印字が読めなくなるため事前にコピーを取っておきましょう。保証書は製品の取り扱い説明書と一緒になっているものや製品パッケージの箱が保証書になっているものなどメーカーごとに様々です。
KINGMAX
保証対象は一般消費者・一般ユーザーに限定されています。保証対象外になる条件は法人ユーザー・中古品購入・譲渡品・分解歴がある・合法な販売経路から購入があります。保証を受ける製品にも保証/開封禁止/偽造防止ラベルが破損または書き換えられているまたは紛失している場合・製品シリアル番号表記が破損しているまたは不明瞭・不適切な使用環境により腐食/錆びなどの現象が発生している場合は保証対象外です。
基本は購入日が分かる証明書の提出が必要ですが、購入証明書紛失時は製品シリアル番号を元に工場出荷日を保証開始日として手続きが可能です。工場出荷日を保証開始日にすると購入日前から保証が始まるため、申請の時期次第では保証期間切れ扱いになる点に注意です。
Sundisk
常時連続記録を行うような使用方法で故障した場合は保証対象外です。具体的には防犯カメラのレコーダーや動画をループ再生するデッキ、サーバーのような常時データを書き込む機器が含まれます。パソコンでの使用している場合でも通常使用の範囲を超える過度な読み書き頻度と判断された際は保証外扱いです。比較的保証条件が緩いものの使用環境にはシビアな面があります。
Intel
正規製品識別マークが製品から除去/剥がされている・製品の外表面からラベルやネジが除去されているまたは壊れている場合は保証外です。正規製品識別マークは商標とシリアル番号が記載されているシールです。またSSDのS.M.A.R.T.項目E9に該当する書き込み消耗指数値が1になっている際は保証適応外です。
書き込み消耗指数値は新品で100の状態から使用に伴い次第に減っていき、製品寿命を迎えると1になるためSSDの残り寿命を知ることもできます。保証申請時は購入証明が必須となっています。保証を使って受け取る交換品はサービスセンターから発送した日より90日または本来の製品保証終了日の長い方が適応されます。
サムスン
SSDの書き込み可能量を「TBW」という単位で定め、各製品ごとに決められたTBWを超えるか保証年数の早い方が適応されます。製品のラベルやバーコードが改変や剥がされている・分解歴がある際は保証対象外です。
購入証明がなくても製品の工場出荷日を保証開始日とすることが出来ます。Intel同様交換品の保証期間は90日または本来の製品保証終了日の長い方が適応されますが、交換品は必ず新品とは限らず中古再生品が届く場合があります。
ADATA
始めて購入した日を証明出来るものがあれば譲渡品等でも保証を受けられます。製品の保証ラベルが改変や剥がされている・分解歴がある際は保証対象外です。
CFD
購入証明と保証書が必須です。CFDは製品パッケージの裏面が保証書になっているためパッケージは切り取るか丸ごと保管しましょう。
Crucial
購入証明に加えサムスン同様TBWによる条件があります。製品のグレードにより設定されているTBW数値は異なり、上位モデルほど数値が高めに設定されています。交換品もサムスン同様中古再生品が届く場合があります。
まとめ
一般的な使い方をすれば製品ラベルやシリアル表記が剥がれることはありませんがM.2 SSDはヒートシンクを後付けする際にラベルにダメージを与える場合がありヒートシンクの固定方法に注意しましょう。
また傾向としてSSDの読み書きによる消耗を考慮するメーカーが増えつつあるため長くSSDを使うにはTBWの数値が高い上位モデルを選ぶと保証年数より先に保証切れになりにくくなります。どのメーカーでも購入日の証明は基本となるため保証書とレシートのコピーはセットで大切に保管しましょう。