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ストレージはかつて主流だったSATA SSDからM.2 SSDへと移り変わっています。私も3年まえからメインストレージはM.2 SSDですね。
それは良いのですが、古いSSDが余り気味になっているため、何か使えないかと考えていました。
そこで気が付いたのがWindows10と11で使用できる新機能「記憶域スペース」。古いSSDを有効活用できる便利機能です。
今回はWindowsの新しいストレージ機能「記憶域スペース」について解説します。
古いSSDを一括でドライブ化できる「記憶域スペース」
記憶域スペースとは、簡単に言えば「ソフトウェアRAID」ですね。RAIDは複数のストレージをひとつのストレージとして管理・運用できる技術ですが、これをソフトウェアで実現しているのが記憶域スペースです。
記憶域スペースでは、複数のストレージを単一のドライブとして認識・運用できます。
マザーボードのRAIDのようにドライバが必要なく、古いSSDの容量を合算して1つのドライブにできることから、余ったSATA SSDの有効活用にぴったりなのです。
早速、記憶域スペースの使い方を見ていきましょう。
記憶域スペースの使い方
以下は、記憶域スペースを使うための手順です。
- スタートボタンを右クリックして「検索窓」を表示し、「記憶域」と入力
- 「記憶域の管理」をクリック
- 「新しいプールと記憶域の作成」をクリック
- 単一のドライブとしてまとめたいSSDにチェックを入れ「プールの作成」をクリック
- ドライブの名前、ドライブ文字、ファイルシステムを選択(特にこだわりがなければデフォルトのままでOK)
- 回復性の種類を「シンプル」に指定し、「記憶域の作成」をクリック
以上の手順で、複数のSSDがひとつのドライブとして認識されます。Windows上で見ると、1台のストレージとして表示されますし、大容量のストレージが1台ある場合と使い勝手は同じです。
古いSSDを放り込んで大容量ストレージに
この記憶域スペースですが、一度作成した後でもSSDを追加して容量を大きくすることができます。
私は現在3台のSATA SSDを記憶域にしていますが、いずれも100~250GBの古いものです。3台合計で500GBクラスのストレージとして使用しています。
正直なところ、読み書き速度が速くなるわけではないのですが、サブストレージとしては十分役に立っていますね。SSDは耐久性が高く非常に長寿命ですし、捨てるのはもったいないですよね。
もしM.2 SSDに移行後、古いSSDがある場合は、捨てたり売ったりせずに記憶域スペースとして組み込んでしまえばよいと思います。
容量的にはバラバラに認識している時と変わらないのですが、OS上から1つのドライブとして扱えるのは本当に便利です。
最近はゲームクライアントのインストールファイルが巨大になっているので、「あとちょっと足りない」という場合に古いSSDで容量を拡大するのも良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。