PCケースのメッシュパネルは本当によく冷えるのか

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良く冷えそうなPCケースといえば、「見た目がいかにも涼しそうなメッシュパネル」という方は少なくないでしょう。

確かにメッシュパネルは空気の流れが良さそうですよね。しかし、メッシュパネルだからといって必ずしも冷えるとは限らないのです。

問題はメッシュの役割

PCケースのフロントパネルがメッシュ加工になっている場合、大抵はメッシュ部分が空気の取り込み口です。

しかし、本当に重要なのはメッシュの裏の部分。実は、メッシュパネルの裏が全く空気を吸い込まない構造になっているケースが少なくありません。

よくあるのが、メッシュの裏側は通常の平面な板であり、板のサイドに小さな穴が縦に並んでいる構造ですね。

実際のエアフローは、この小さな穴から始まりますから、それほど多くの空気は取り込まないわけです。

最も良いのは、メッシュの裏側が防塵フィルターのみであり、その裏が大きく空いている構造。

これならばメッシュで適度に空気を取り込みつつ、埃を除去しながら安定して十分な量のエアフローを確保できます。

要は「メッシュ部分の面積が本当に空気の取り込み口だとは限らない」ということです。

見た目のスタイリッシュさのためにメッシュ加工を採用していることも多いので、注意が必要ですね。

本当に空気を取り込んでいるかを確認

私がよくやるのは、ケースの前に煙を発生させ、煙が吸い込まれているかを目視で確認する方法です。

マッチなどで小さな煙を発生させたとき、しっかりと空気を取り込んでいるケースならば煙もケースに引っ張られるように流れていきます。

しかし、穴は開いているもののほとんど煙が吸い込まれないケースもあるのです。

具体的なモデル名の公表は控えますが、それなりにヒットしているケースでも、実際には非常に貧弱なエアフローしかないことがよくあります。

ただし、店舗で煙を発生させるわけにはいきませんよね。やはり、ある程度は構造を見極める目が必要になってきます。

シンプルな構造のほうが冷却力は良好

冷却力を確保しやすいケースは、大半がシンプルな構造になっています。

複雑な構造になっているケースは、エアフローが乱れやすく、冷却力が落ちるからです。

また、見た目は密閉構造であっても、空気の出入り口がしっかりと導線で結ばれ、吸排気口の面積が十分であれば冷却力は確保できます。

そのため、メッシュ加工になっていないケースであっても、よく冷えるケースはたくさんあるのです。

あとは、フロントファンの大きさや数によっても冷却力は変わりますね。

ということで、フロントパネルがメッシュ加工になっているか否かは、PCケースの冷却力を決定づけるものではありません。

あくまでも「内部の構造」「吸排気口の大きさ」「フロントファン(吸気側のファン)の大きさと数」で決まるものです。

夏に備えて少しでも涼しそうなケースを…と考えている方は、メッシュ加工だけに惑わされずにケースを選んでみてください。