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2018年2月13日に満を持して発売された新世代APU「Raven Ridge」。この新APUを搭載したBTOパソコンが、早くも登場しています。ドスパラからリリースされた新APU搭載BTOパソコンは、どんなスペックなのでしょうか。
Raven Ridge搭載モデルは2機種
ドスパラがリリースしたRaven Ridge搭載のBTOパソコンは、「Regulus AR5-Q」と「Regulus AR3」の2機種です。
まずはそれぞれのスペックを見ていきましょう。
Regulus AR5-Q
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 2400G with Radeon RX Vega Graphics (4コア8スレッド,定格3.60GHz,最大3.90GHz) |
マザーボード | AMD B350チップセット搭載マザー |
GPU | AMD Radeon RX Vega 11 グラフィックス (CPU内蔵) |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/デュアルチャネル) |
ハードディスク | 1TB HDD |
光学ドライブ/td> | DVDスーパーマルチドライブ |
電源ユニット/td> | 400W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
Regulus AR3
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 3 2200G with Radeon Vega Graphics (4コア4スレッド,定格3.50GHz,最大3.70GHz) |
マザーボード | AMD B350チップセット搭載マザー |
GPU | AMD Radeon Vega 8 グラフィックス (CPU内蔵) |
メモリ | 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/デュアルチャネル) |
ハードディスク | 1TB HDD |
光学ドライブ/td> | DVDスーパーマルチドライブ |
電源ユニット/td> | 400W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
どちらもかなりお得なモデルですね。特にRegulus AR5-Qのほうは、Ryzen 5 2400G搭載なので、おそらくほとんどの国産MMOは普通に遊べると思います。ストレージにSSDが無いのが気になりますが、こちらはカスタマイズや追加購入で十分でしょう。
APUの利点とは
新世代APUの登場で、またAPUが盛り上がる可能性がでてきました。APUは通常のCPU内蔵グラフィックよりも強い描画能力を持ち、ローエンド~ミドルレンジクラスのGPUを購入する層にぴったりのパーツといえます。
実際に使ってみるとわかりますが、かなり万能です。CPU能力自体はIntelの最新世代にやや及ばないものの、GPU能力ではその差を逆転します。総合的に見ると甲乙つけがたいというレベルでしょう。しかし、これは旧世代のAPUのお話。
今回のRaven Ridge、特にRyzen 5 2400Gでは、FF14やオーバーウィッチ、ダークソウル3など各種ベンチマークでCore i5 8400を引き離しています。フレームレートでいうと2倍~3倍以上の差がついていますね。
さらにLOL(リーグオブレジェンズ)では、描画設定「非常に良い(フルHD設定)」で170fps近いレートを叩き出しており、動作は全く問題ないでしょう。完全にAPU単体でゲーミングPCが成立する性能です。
低予算なゲーミングPCの希望になり得るRaven Ridge
なるべくお金をかけずに、しかしゲームはストレス無くプレイしたい。この相反する欲求をかなえるAPUがRaven Ridgeといえそうです。
もちろん、現行のミドルレンジGPU以上の性能は出ませんが、標準設定でメジャータイトルを遊ぶ分には何ら問題ありません。カスタマイズを含めて7万円~8万円の予算が出せるなら、「遊べる」ゲーミングPCが手に入る機会ですよ。