新製品は危険?新世代PCパーツを購入する時の注意点

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2017年から引き続き、主要なPCパーツで新世代の製品がリリースされています。まさにリリースラッシュです。明らかに買い時と思われるPCパーツが多い中、こういった新製品ラッシュ時には注意も必要です。特に初心者の場合は、解決不可能な問題にぶつかることもありますからね。

では一体どんな点に注意すべきなのかを整理しておきましょう。

CPUは発売直後に買わない

CPUはゲーミングPCやBTOパソコンの性能を著しく向上させるパーツです。特に世代交代直後は性能アップ率が凄まじく、旧世代を置き去りにすることも珍しくありません。

しかし、CPUはとても複雑かつ繊細なパーツで、不具合が発生する可能性があります。2018年は年始からCPUに関する重大なバグがニュースになっていますが、過去にも同じようなことがありました。

例えば2016年にはIntelの第6世台CPU「Skylake」においてPCがフリーズするバグが発生していました。実は私もこのバグに直面することになり、随分と時間を費やしてしまったのです。

簡単に言うと複雑な処理を実行させたとき、PC自体がフリーズしてしまう現象なのですが、OSのログには「KP41」としか表示されません。このKP41とは「詳しいことはわからないが、何らかの事情でOSがシャットダウンされました」ということを表しているにすぎず、原因の特定が困難なのです。

こういったバグは大抵、BIOSのアップデートで修正されますが、一部のPCではBIOSのアップデート自体ができないこともあります。したがって、CPUが発売された直後は1~2か月ほど様子を見て、致命的なバグが確認されていないかをチェックすべきです。

新チップセット対応のマザーボードにも注意

こちらもCPUと同じですが、新しいチップセットを搭載したマザーボードもバグが確認されやすいパーツです。BTOパソコンの場合はショップやメーカーが不具合対応を行ってくれますが、自作PCともなれば買い替えるハメになることもしばしば。

基本的に初心者の場合、新世代のCPUやマザーボードはBTOショップで動作確認、保証が行われているものを購入すべきだと考えています。

GPUは大きさ、長さ、電源容量に注意

CPUやマザーボードと並んでメジャーなPCパーツであるGPUは、PCの中で最も大きく「かさばる」パーツです。

特にハイエンドクラスのGPUは、他のパーツと干渉しないかを計算する必要があります。GPUは発熱が大きいため、充分なスペースを設けてエアフロー(空気の流れ)を確保できるようにしましょう。

また、電源容量が足りているかもチェックしてください。ミドルレンジクラスであれば500W~600Wの電源が、それ以上であれば700Wクラスが必要であることが一般的です。

GPUの差し替えによってマシン全体が電力不足に陥り、動作が不安定になる可能性もあります。また、電源は経年劣化でも出力が低下しますので、GPUの購入時にセットで買い替えることも検討しておきましょう。

こういったPCパーツ購入時のトラブルは、世代交代のタイミングで良く発生します。もしも自分で対応できないようなら、BTOパソコンを購入してみてください。

何のオプションをつけなくとも、最低1年の製品保証がついています。トラブルがあっても、保証期間内であれば入念にチェックして対応してくれますよ。