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2022年10月にリリースされたブリザード・エンターテイメントの人気タイトル「オーバーウォッチ2」。
オーバーウォッチ2は推奨動作環境があまりシビアではありませんが、それでも高画質でそれなりに動かそうとすると、20万円以上の予算が必要になってきます。
しかし、「20万円は少し高い!」と考える方のために、快適に遊べるギリギリのラインを考えてみました。
オーバーウォッチ2の推奨動作環境を確認
まず、オーバーウォッチ2の推奨動作環境を確認していきましょう。
・オーバーウォッチ2の推奨動作環境
OS:Windows10 64bit
CPU:Core i7もしくはRyzen 5
グラボ(GPU):GTX1060、GTX1650、AMD R9 380、Radeon RX 6400
メモリ:8GB
意外と低スぺックでも動くみたいですね。ただ、CPUがi7指定というのが若干気になります。
世代が明記されていないので曖昧なのですが、おそらく4~6コアで3Ghz以上の動作をするCPUが望ましいのではないでしょうか。
個人的な感覚では、第8世代以降のIntel製CPUもしくは第2世代 Ryzenあたりが良いと思いますね。
グラボはかなり要求が低く、2世代前のGTX1060や1世代前のローエンドであるGTX1650が指定されています。GTX1660あたりで問題なく動かせそうですね。
オーバーウォッチ2を満足に遊ぶには最低いくら必要か?
さて、では上記の推奨スペックをもとにオーバーウォッチ2をストレスなく遊ぶためのPCにいくらかかるかを計算してみますね。
まず最も予算を割くべきパーツであるグラボから。オーバーウォッチ2の画質を「エピック」に固定した状態で、解像度ごとにFPSを計測すると、以下のようになります。
※CPUはCore i9 13900Kを使用
・フルHD
RTX3070…160前後
Radeon RX6650XT…130前後
RTX3060…110前後
GTX1650…47前後
・WQHD
RTX3070…120前後
Radeon RX6650XT…90前後
RTX3060…80前後
GTX1650…32前後
・4K
RTX3070…65前後
Radeon RX6650XT…45前後
RTX3060…43前後
GTX1650…16前後
フルHDで遊ぶなら、GTX1650でも問題なさそうですが、WQHD以上ならできればRTX3060、最低でもGTX1660Tiあたりが欲しいですね。4KならばRTX3070以上でしょう。
CPUは、IntelならCore i5 13600K、AMDならRyzen 7 5800X3Dが良さそうですね。メモリは念のため16GB、ストレージはSSDで500GB~1TBもあれば十分です。
電源は600Wとして、ケースやその他は3万円程度で調達するとします。以上の内容で試算すると
・フルHD…12.5万円
CPU4.5万(Core i5 13600K、Ryzen 7 5800X3D)
グラボ2.5万(GTX1660Ti)
メモリ1万(8GB×2)
ストレージ0.5万(M.2 SSD 500GB)
電源1万(600W、80PLUS STANDARD~GOLD)
その他3万(OS、ケースやファンなど)
・WQHD…14.5万円
CPU4.5万(Core i5 13600K、Ryzen 7 5800X3D)
グラボ4.5万(RTX3060)
メモリ1万(8GB×2)
ストレージ0.5万(M.2 SSD 500GB)
電源1万(600W、80PLUS STANDARD~GOLD)
その他3万(OS、ケースやファンなど)
・4K…21万円
CPU4.5万(Core i5 13600K(OCで対応)、Ryzen 7 5800X3D)
グラボ10万(RTX4070)
メモリ1万(8GB×2)
ストレージ0.5万(M.2 SSD 500GB)
電源2万(800W、80PLUS STANDARD~GOLD)
その他3万(OS、ケースやファンなど)
という感じになりそうです。フルHDなら13万円くらい用意しておけばしっかり遊べる環境が作れますね。逆に4Kだとほぼ倍の予算が必要です。
RTX4070が発売になりましたので、4K環境も構築しやすくなったと思います。ぜひ参考にしてみてください。