タッチパネル付きPCケースの便利さを知ってほしい

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PCケースについていると便利な機能のひとつに、タッチパネルがあります。

タッチパネルがついているPCケースはかなり稀ですが、一度使うと結構ハマります。そこで今回は、タッチパネル付きPCケースの良さを紹介しようかと思います。

タッチパネル付きPCケースとは

これはもう単純に「PCケース前面にタッチパネルが付いているケース」なのですが、タッチパネルにどんな機能が配置されているかはマチマチです。

例えば、私が昔使っていたAINEXの「OCS-01WH」は、タッチパネルに「電源ボタン」「HDDアクセスランプ」「RESETセンサー」「ロックタッチセンサー」などが配置されていました。

RESETセンサーは再起動専用のボタン、ロックタッチセンサーは電源ボタンとリセットボタンを誤って押さないようにする機能ですね。

もう15年以上前のケースですが、結構長く稼働してくれまして、10年近く使いました。ちなみにこのケースはケース内の温度も小さなパネルに表示されるので、温度管理が楽でしたね。

サブマシン用とはいえ、10年近くタッチパネル搭載ケースを使ってみて感じたことは「思った以上に楽である」ということ。

タッチパネルは物理ボタンよりも感度がよく、再起動ボタンが明確に分かれているので、シャットダウンと再起動の使い分けが楽でした。

いま使用しているケースはシャットダウン用の電源ボタンしかないので、この点はちょっと不満ですね。

また、物理ボタンよりもサっと押せてサッと反応してくれるので、操作ミスが少なかったように思います。また、物理的に動く部分がないからなのか、故障もありませんでした。

PCケースの前面に配置されているボタンは、意外と故障しますからね。ノントラブルで快適操作ができたので、満足度が高いPCケースだったのです。

ついにMSIからタッチパネル付きPCケースが出た

10年近く愛用していたOCS-01WHのタッチパネルがついに故障し、後継機を探したのが6年ほど前のことでした。

ゲーミングPCを使っている方ならわかると思いますが、タッチパネル付きPCケースは「変わり種」であり、ほとんど作られていません。

以前、「HTPC(ホームシアターPC)」が流行したころは、タッチパネル搭載の横型PCケースが売られていたのですが…ちなみに「GT-1000」というケースですね。サイズから販売されていました。

こちらもかなり前に販売終了となり、それから何年もまともなタッチパネル付きPCケースを見つけられずにいました。しかし、2023年になってついにMSIがタッチパネル付きPCケースをリリース。

MEG PROSPECT 700R」というPCケースで、前面に4.3型タッチパネルを搭載しています。タッチパネルからはファンコン機能やLEDの制御が活用できるようです。

公式サイトで調べてみると、次のような機能が利用できるとのこと。

  • Fanコントロール機能
  • 任意の画像をスクリーンセーバーにする機能
  • RGB機能
  • 温度情報
  • 時計
  • 天気

どうやらOCS-01WHのような再起動ボタンやロックボタンは無いようですが、温度情報やファンコンは非常に便利ですね。あと地味に役立つのが時計と天気。PCケースにさっと目をやるだけで毎日ほしいこの2つの情報が瞬時に手に入るのは素晴らしいです。

見かけもスタイリッシュですし、Extended ATXサイズのマザーボードまで対応可能ということで、拡張性も十分。

ただし、唯一の弱点として「価格」があります。なんと小売り希望価格64,980円。ちょっと高すぎると思うのですが、なんとか4万円台まで値下がりしてくれたら、購入を検討するかもしれません。

繰り返すようですが、いつも身近にあるPCケースの前面にタッチパネルがあると、考えている以上に便利です。高価で種類も少ないですが、次のケース買い替えの際には検討してみてはいかがでしょうか。