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PCは精密機械であり、いつかは壊れるもの。しかし、多少の不具合で買い替えていては財布が持ちません。
特にゲーミングPCのように、10万~が当たり前の世界では、買い替えは2~3年の1回に抑えたいという方が大半ではないでしょうか。
では、どのラインで「修理」と「買い換え」を切り分けるべきなのか、その具体的なボーダーラインに迫ります。
修理と買い替えは「パーツ」と「価格」で切り分け
ゲーミングPCのパーツで最も高価なのはCPUとGPUです。次点でマザーボードと電源、メモリなどがランクインしますが、大抵はこの5か所のいずれかが故障したら「買い換え」を検討すべきでしょう。
しかし、マザーボードと電源が無事であれば、その他のパーツは差し替えだけで済むため、作業としては非常に楽な部類です。
一方、このどちらかが故障すると、お金よりも手間が膨大にかかるため(実質的にPCの組み立てをもう一度やることになる)、お金+労力の組み合わせで修理か買い替えかを判断します。
ということで、次のように組み合わせで整理してみました。
故障個所ごとの切り分け
- CPU or GPUが故障…修理コスト大、労力小⇒パーツの価格次第だが修理を検討すべき
- マザーボードor電源が故障…修理コスト中、労力大⇒他のパーツに影響がなければ買い替え、しかし調査や組み立てを考えると買い替えも要検討
- メモリ、ストレージなど上記以外のパーツ…⇒修理コスト小、労力小~中⇒基本的には修理を検討。ただしOSが起動しないレベルなら買い替えも検討
個人的には、パーツ交換費用を含めた修理費用(コスト)が購入価格の半額に達するかどうかで、修理or買い替えを判断しますね。労力は個々人の知識や熟練度によって変わりますが、初心者ならばコストだけで判断しても良いのではないでしょうか。
ただし、考え方によっては修理すること自体がゲーミングPCの知識を高めることになりますから、良い機会だと思って取り組んでみるのもありかなと思います。
修理用パーツをどう調達するか?
修理パーツの調達方法としては、
- BTOメーカーの新品or保証付き中古品を買う
- ネットオークションやフリマで入手する
- 家電量販店などのリアル店舗で正規価格で購入する
の3択になるでしょう。もしBTOメーカーから購入したPCならば、迷わず購入店に相談するべきです。故障個所以外の不具合がないかをチェックしてもらい、その上でパーツを購入するのが王道だからです。
少しでも安く済ませたい、というのであれば2番目の選択肢がおすすめですが、完全に自己責任になります。
修理用パーツとして購入した品が起動しない、通電しないというのは珍しくない話で、知識に乏しい初心者が手を出すべきではありません。
3番目は最も手堅いように思えますが、別途購入したパーツは「パーツ自体の保証」があるだけであり、相性保証やPC自体の保証を行っているわけではありません。
そのため、やはり購入したPCの状態を理解している購入元(BTOメーカー)に相談するのが最適解になるでしょう。