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あなたはゲーミングPCを使わないとき「スリープ・シャットダウン・つけっぱなし」のうちで、どの状態にしていますか?どの状態が良いかは諸説あり、「つけっぱなしのほうが故障率が低い」という調査結果もあります。
一方で、「稼働時間が短いのだからシャットダウンしたほうが長持ちするだろう」という意見もあり、PCユーザーの中で意見が割れがちです。
そこで、3つの状態のメリットとデメリットを整理してみました。
「スリープ・シャットダウン・つけっぱなし」のメリットとデメリット
早速、3つの状態のメリットとデメリットを整理してみたいと思います。
スリープ
メリット
・シャットダウンよりもOSが立ち上がるまでの速度が速い
・シャットダウンと同等レベルで電力を使わない
デメリット
・マウスやLANの設定次第では、ユーザーが意図しない起動が発生する
・復帰で不具合が発生しやすい(特にUSB関連)
シャットダウン
メリット
・電力が不要
・騒音が一切発生しない
デメリット
・起動までの時間が長い
・頻繁なon/offで故障率が高まる可能性あり(ただし諸説あり)
つけっぱなし
メリット
・消費電力と電気代さえ割り切れれば、快適さはナンバー1
・現在のPC環境ならば寿命が伸びやすい(諸説あり)
デメリット
・単純に電気代が高くなる
・夜間など、ケースファンの騒音が気になる場合あり
日本人の7割は「シャットダウン派?」
このようにメリットとデメリットを並べてみると、どれも一長一短ではありますね。NECが2019年に行った調査によると、PCユーザーの7割は「使用終了後にシャットダウン」を行うそうです。
また、寿命についても電源on/offの回数と故障率に相関があるとの論文が出されたことがありました。
これは機械工学の世界では一般的な知識で、長時間稼働させることを前提に作られた機械の多くは、「電源on/off」を常用しないことが前提なのだそうです。
ゲーミングPCがこれに当てはまるのかはわかりませんが、電源on/offを頻繁にすると負荷がかかりやすいのは事実でしょう。
ちなみに私は「つけっぱなし派」です。メンテナンスや大きな更新以外ではシャットダウンせず、スリープもほとんど使いません。個人的な意見ですが、スリープはノートPCのためにある機能であり、デスクトップPCにはそぐわないと考えています。
特に最近はNVMe SSDが安く手に入るようになり、OSの起動時間が大幅に短縮されたため、スリープの出番がないのです。
スリープは「再起動よりは時間がかからず、なおかつ省電力」というのが売りでしたが、スリープとシャットダウンからの復帰が10秒程度しか変わらない今、あまり使う意味を見出せないですね。
何より、Windowsのスリープは不具合の宝庫であり、USBや電力管理プランの関係で問題が起こることがあります。あの有名なKP41もスリープ原因の場合があるくらいですから。
こう考えると、シャットダウンかつけっぱなしかの2択になるかと思いますが、個人的には「モニターの電源だけを落としてつけっぱなし」が最も良いのかなと思います。
モニターの電源を落とすだけで電力消費はかなり減りますし、使い始めるときのPC起動時間も不要です。もう10年近くこの方法でPCを運用していますが、故障も不具合もほとんどないですね。