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世間ではWindows11への移行が話題になっていますが、新OSにありがちな「前バージョンでいい」理論も聞こえてきますよね。
私も、Windows10の出来がそこそこ良かっただけに、11への移行をためらってしまいます。
しかし、いずれは新しいOSへの移行が必要になることも事実。そこで、いつが最適な移行時期なのかを考えてみました。
Windows10のサポート期限からタイミングを逆算
新OSへの移行タイミングとして最もメジャーなのは「旧OSのサポート期限切れ」ではないでしょうか。そこで、Windows10のサポート期限を確認しておきましょう。
マイクロソフト社の公式サポートドキュメントによれば、Windows10のサポート期限は「2025年10月14日」です。
これはバージョンに限らず(home、Proともに)同じとされています。ちょうどリリースから10年強になりますから、妥当な線と言えますね。
この記事を執筆しているのが2021年の9月ですから、あと4年です。サポート期限が切れても使い続けることはできますが、リスクが高くなるため、このタイミングまでには移行したいですね。
特にセキュリティリスクについては、サイバー攻撃が高度化する現代ではかなり厳しいですから。
私の個人的な感想としては、Windows11の不具合解消やバージョンアップがある程度進んだ2023年頃が適していそうかなと感じます。
システム要件から移行タイミングを考える
次にWindows11のシステム要件から移行タイミングを考えてみます。
以下は、Windows11のシステム最小要件です。
CPU:1GHz以上で2コア以上の64BitプロセッサまたはSoC
メモリ:4GB以上
ストレージ:64GB以上(空き容量ではなく総容量)
GPU:DirectX 12以上(WDDM2.0ドライバー)を満たすGPU
ディスプレイ:9インチ以上で 8ビットカラーのHD (720p) ディスプレイ
システムファームウェア(BIOS):UEFI、セキュアブートが必須
その他:TPM2.0以上
最後のTPMですが、Windows11で初めて知った方も多いと思います。
TPM(Trusted Platform Module)とは、デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュールで、暗号化や鍵生成、乱数発生などの機能を提供するそうです。
Windows10に比べると標準状態のセキュリティ強度が高いため、この点は安心ですね。
また、その他のシステム要件を見ていくと2021年時点で現役稼働しているPCであれば、大抵はクリアできそうな気がします。
問題になるとしたら「DirectX 12以上(WDDM2.0ドライバー)」「UEFI、セキュアブート」「TPM2.0」くらいでしょうか。
ただ、ネット上の情報ではTPMに対応していない環境でもインストールできてしまったとの報告があり、必須要件なのかいまひとつはっきりしません。
いずれにせよ、システム要件を見る限りでは「いつ移行しても特に問題はない」と言えそうです。セキュリティを意識するならお早めに、と言えるくらいでしょうか。
移行はは2022年以降で問題なし
個人的な結論を言えば、Windows11への移行は2022年以降で問題ないように思います。
新OSが発表されるタイミングは、「旧OSが十分にこなれている時期」でもあり、Windows10も例外ではないですから。
ゲーミングPCもしばらくはWindows10モデル(ただし11への無償アップデート可能)が併売されるはずですし、急ぐ必要はないでしょう。