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マザーボードは今や「3万円未満であれば格安モデル」と言われるまで価格が高騰しました。中堅どころのグレードでも3万円を超えるため、実はPCパーツの中でも高額な部類に入ります。
しかし、実はいまだに1万円台で購入できる良質なマザーボードがあるのです。今回は価格高騰が著しいマザーボードの中で、お財布にやさしい製品を3つ紹介します。
ASUS 「PRIME Aシリーズ」
マザーボードメーカー最大手のASUSでは、最廉価グレード「RPIME A」シリーズが1万円未満で買えますね。
PRIME Aシリーズは代変わりしても1万円を超えないことから、BTOパソコンにも採用されることが多いようです。
また、メルカリやヤフオクで出品されているコスパ良好な個人製作のゲーミングPCでも、このRPIME Aシリーズがよく採用されています。
現行型の「PRIME A520-E」は、AMDの廉価チップセット「A520」に対応したモデル。伝統的にPRIME Aシリーズは、廉価版チップセットを組み込み、価格を抑えています。
肝心の使い勝手ですが、機能面で特筆すべき点はないものの、OCなどをしなければ非常に安定していて長持ちしますね。
私はこれまでPRIME Aシリーズを3枚ほど購入したことがありますが、不具合は一度もありませんでした。そのうち1万はすでに5年以上使用していて、いまだにサブ機として現役です。
最廉価モデルですが、ファンコン機能やデジタル電源回路「DIGI+ VRM」が用意されるなど、ゲーミングPCにもしっかり対応しています。個人的には「予算が無くて迷ったらこれ」とおすすめしたいですね。
ASRock「Phantom Gamingシリーズ」
ASRockの廉価モデルといえば「Phantom Gamingシリーズ」ですね。価格は1万円台前半。現行モデルの「B660M Phantom Gaming 4」は13000円ほどで購入できます。
B660という中間グレードのチップセットに対応していながら、1万円台前半で購入できるのは嬉しいですね。普通ならばこの価格帯は最廉価チップセット(IntelならH610)なのですが、さすがASRockです。
ちなみにドスパラWeb限定モデルが価格コムで売れ筋1位にランクインするなど、コスパの良さが高く評価されています。
Phantom Gamingシリーズは、最廉価グレード 「Proシリーズ」の1つ上のグレードなのですが、機能面を考えるとコスパはASRockの中で最強かもしれません。
メモリスロット4本、PCIe×16が2本、M.2スロットが2箇所と、上位モデルに負けないインタフェースの充実ぶりが光ります。
MSI「Proシリーズ」
3つめはMSIの最廉価グレード「Proシリーズ」です。現行モデルは「PRO B760M-E」で価格は15000円ほど。
こちらも中間グレードのチップセットに対応していながら、1万円台前半というコスパの良さが光ります。MSIの中では最も安いグレードですが、機能面は必要十分です。
メモリスロット2本、PCI-e×16スロット1本という廉価マザーボードにありがちな構成ながら、質実剛健で安定性の高い1品です。
コスパだけを見ればASRock「Phantom Gamingシリーズ」が、価格の安さだけならASUS 「PRIME Aシリーズ」が上なので、これらの次に候補として挙がってきそうですね。
ちなみにMSIのマザーボードも過去に4枚ほど購入しましたが、廉価モデルでも不具合や故障がとても少ないイメージです。
1万円台でもミドルレンジクラスまでなら問題なし!
これまで1万円台のマザーボードは10枚以上使用してきましたが、CPU・グラボともにミドルレンジクラスで電源が600W程度までの構成ならば、何の問題もありません。
これ以上になると負荷の関係からVRMやヒートシンクが充実した上位モデルが有利になるのですが、ミドルレンジクラスならば差を感じることは稀だと思います。
高価なマザーボードに辟易しているあなた、ぜひこの価格帯にも注目してみてください。