ちょっと変わったインターフェースを開発「マトリックスコミュニケーションズ」とは

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日本国内でPC関連機器を販売している企業はそれほど多くありません。特に「インターフェーズ」の部分はエレコムやバッファローなど大手がほとんど。

しかし、変わり種の便利な機器を販売している企業があります。それが今回紹介するマトリックスコミュニケーションズです。

マトリックスコミュニケーションズとは?

株式会社マトリックスコミュニケーションズは、千葉県千葉市美浜区に本社を構える企業で、2008年に設立されました。

主な事業は、情報通信機器やソフトウェアの企画・開発・販売で、特に無線技術や通信技術を活用した製品を手がけています。

同社は、日本国内の企業や教育機関に向けて、業務用ワイヤレスディスプレイアダプター「TrinityVision」をはじめとする製品を提供しており、累計で2万台以上の販売実績を持っています。

実は私も最近知った企業なのですが、PCのインターフェース関連機器で珍しい製品を販売することが多いですね。

前述した「TrinityVision」のように、他社が無線化していない分野で強みを持っているようです。

無線派ならありがたい「無線HDMI送受信機セット」

最近ちょっと目に留まったのが、「USB typeC接続でHDMI接続を無線化できるキット」です。

HDMI接続ができない危機であっても、TypeC接続ができるならばHDMIによる映像の送受信が可能になります。小型のノートPCやタブレットなど、HDMI接続を持たないデバイスにはとても便利。

マトリックスコミュニケーションズでは、「Compact Mate 2 C1+R1」という製品名で販売していますね。

「Compact Mate 2 C1+R1」は、USB Type-C接続に対応した無線HDMI送受信機セットで、映像伝送と給電を一つのケーブルで実現する便利な製品です。

2023年12月に発売されましたが、好評につき量産出荷が開始されました。価格は14,080円です。

従来の無線ディスプレイアダプターは、HDMI端子を使用するために別途USBケーブルでの給電が必要でした。

しかし「Compact Mate 2 C1+R1」は、DisplayPort Alt Modeに対応したUSB Type-Cを採用しているため、給電と映像伝送を一本のケーブルで行うことが可能です。

対応機器には、Chromebook、Androidスマートフォンやタブレット、USB Type-Cを搭載したiPhoneやiPad、Nintendo Switchなどが含まれています。

解像度は1,920×1,080ドットで60fps、通信距離は約20mです。送信機はわずか13g、受信機は19gの軽量設計で、受信機側にはHDMI出力とUSB給電端子が備わっています。

モニターのワイヤレス化はゲーマーにもメリットがある

現状、マトリックスコミュニケーションズが公開している製品は「TrinityVision」と「Compact Mate 2 C1+R1」の2つです。

しかし、国内でモニターをワイヤレス化する汎用製品を開発している企業は稀なので、今後の製品拡充に期待しています。

ゲーマーもメインモニターは有線、サブモニターは無線という具合にすれば、配線が減って取り扱いが楽になることありますよね。

スマホゲームを大画面でプレイしたい場合にも便利ですし、モニターを無線化する商品は要チェックかもしれません。