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ゲーミングPCはパーツの追加と同じくらいに、セッティングが重要です。セッティング次第でフレームレートが変わりますし、勝率も上がってきます。特にGPU周りのセッティングは重要で、ソフトウェアによる最適化がモノを言います。
PUBGやOverwatchに最適化されたRadeon Software
Radeon Softwareはもともと、AMD製GPUのために開発された、ドライバー&ユーティリティツールを統合したものです。Radeonシリーズを使っている方ならば、なじみの深いソフトウェアだと思います。
かつてはこういった統合型ソフトウェアがなく、GPUのドライバやユーティリティツールを個別にインストール必要があったのですが、Radeon Softwareの登場でかなり便利になりましたね。
このRadeon Softwareですが、ビッグタイトルへの最適化が進んでいるようです。実際にゲーム開発会社と協力しながら、個々のタイトルがスムーズに動きよう、調整を施しているとのこと。
2018年3月7日に公開された「Radeon Software 18.3.1」では、Overwatch・PUBG・Dota2に対してフレームレートやレスポンスの改善機能が盛り込まれたようです。
また、その後3月26日に公開された「Radeon Software 18.3.4」では、Far Cry 5への最適化も含まれていました。もはやGPUやCPUの性能だけでは差が付きにくい今、このような統合型ソフトウェアとゲームタイトルの最適化は、今後も加速していきそうです。
GeForce Experienceにもあるゲーム最適化機能
AMDのライバルであるnvidiaも負けてはいません。nvidia製のGPUが搭載されているPC向けの統合型ソフトウェア「GeForce Experience」では、「FreeStyle」という新機能を発表しました。
FreeStyleは、通常、ゲームタイトル内で変えられない設定項目を変更でき、自分好みの環境に変更できる機能です。例えば、色の鮮やかさやHDR(ハイダイナミックレンジ)、被写界深度などですね。HDRは、より広い色の明るさの幅を調節できる技術です。
また、被写界深度はピントが合っているように見える範囲のこと。被写界深度が深いが深ければ広い範囲がクリアに見え、浅ければピンポイントでクリアに見せられるというイメージですね。こういったセンシティブな項目を設定し、ゲームタイトルだけでは実現できない表現を体験できるわけです。
最新版の適用は自己責任!
これら統合型ソフトウェアは、便利なツールや最新版のGPUドライバを提供してくれます。しかし、「常に最新版が優れている」わけではありません。最も信頼すべきなのは今、現在しっかり動いている「安定版」です。
最新版へのアップグレード時は、かならず安定板のドライバをバックアップしておき、いつでも戻れるようにしておきましょう。