巨大CPUクーラーが邪魔でグラボがはずれない!解決法は?

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夏を目前に控え、PCの冷却対策にいそしむ人も少なくないでしょう。私もそのひとりです。

PCの冷却対策といえば、やはり「CPUクーラーの交換」がメジャーです。大型のヒートシンクを搭載したクーラーなら、冷却能力と静音性を両立しやすいですからね。

しかし、クーラーの巨大さが思わぬデメリットを発生させることも。そのひとつが「グラボの取り外し」です。一体、どうすればスムーズにグラボを外せるのでしょうか。私なりの工夫をお伝えします。

CPUクーラーが巨大になることで起こるデメリット

冒頭でも書いたように、CPUクーラーが巨大になると、周辺の隙間が非常に小さくなります。

メモリもギリギリ触れるか触れないかのレベルになりますし、何よりもグラボと非常に距離が近くなり、取り回しに支障がでてしまうのです。

特に、ITXレベルの小ささになると、グラボの交換(取り外し)がほぼ不可能になる事も少なくありません。

組み上げるときは、グラボ⇒CPUクーラーの順で問題ないものの、取りはずす時はCPUクーラーの陰にかくれたグラボを触るわけですからね。

当然と言えば当然なのですが、実に悩ましい問題です。グラボはロック用のツメを押さなくては、マザーボードからはずれてくれません。

このツメをどう押すか。私が試した解決法を紹介します。

グラボ取り外しの工夫

では、実際に巨大CPUクーラー+グラボの環境で、グラボ取り外し(ロック用の爪を解除)に用いた方法を紹介します。

1.プラスチック定規を使う

薄くてそこそこ長さもあり、なによりも入手しやすい。グラボのロック解除において、最もポピュラーな道具のひとつかもしれません。

大抵の環境はこれで解決する気がします。ただし、PCを組んだことのない初心者の場合は、勢い余ってマザーボードを傷つけてしまう可能性も否定できません。

マザーボードは少しでも「ガリッ」と傷つけてしまうと、それだけで正常に動作しなくなります。

2.割りばし

こちらも入手性の良さからおすすめできる道具です。ただし、断面が正方形のタイプよりも、長方形のタイプがおすすめ。

横長で隙間に入りやすいうえに、ツメ部分との接地面が大きくなりやすいからです。コンビニなどで貰える割りばしなら、大抵が長方形(平たいタイプ)ですよね。

3.消しゴム付き鉛筆

これは私も最近知ったのですが、実は最強の工具なのでは?と感じています。消しゴム部分で爪を押せば、手元が狂った場合でもマザーボードを傷つけることはありません。

なおかつ、細長くて隙間に入りやすく、入手性も抜群。何よりも圧倒的に安いですよね。気が付いた人は天才だと思います。ゴムなので滑りにくく、確実に爪部分をキャッチできることも高ポイントです。

巨大すぎるCPUクーラーはメンテナンスに向かない

以上、巨大CPUクーラー使用時のグラボ取り外し問題を解決する工具たちの紹介でした。

巨大CPUクーラーはPCのパフォーマンスを最大限に発揮するためのアイテムですが、メンテナンスやパーツ交換では、非常に大きな「壁」になります。

CPUクーラー自体の脱着も意外と気を使いますからね。まずは通常サイズのCPUクーラーで何度か脱着の練習をしてから、交換すべきなのかもしれません。