GTX1650Tiはコスパ最強のGPUになるか

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GTX1660シリーズの登場で、レイトレーシングや機械学習機能が不要なユーザーへのアップグレードパスができましたよね。

また、1660より一段下のグレードである「GTX1650」は1050Tiの後継とも言われてきました。しかし、どうやら、本命は「GTX1650Ti」になりそうです。前世代のコスパ最強GPUといわれたGTX1050Tiに続き、今世代でも圧倒的な支持を集めるのかが気になります。

2019年10月登場予定の「GTX1650Ti」とは?

GTX1650Tiは、nvidiaの最新世代GPUと同じ「Turing」コアを採用したローエンドGPUです。すでに1660や1650が登場しているため、1650Tiは登場しないという見方もありましたが、ここにきてローエンド帯のエースを投入してきたといえるかもしれません。

また、ローエンドとはいえ、前世代の「GTX1050Ti」と同じような位置づけであれば、大抵のゲームは遊べる万能型のGPUになる可能性が高いでしょう。

以下は、GTX1650Tiのスペックです。

GTX1650TiとGTX1650のスペック比較

GTX1650Ti GTX1650
GPUコア TU117 TU117
CUDAコア数 1024 896
Textureユニット数 64 56
動作クロック数 1530~1725Mhz 1485~1665MHz
メモリ 4GB GDDR5 4GB GDDR5
TDP 75W 75W

このスペックは海外の情報サイトから取得したものであり、確定ではないものの、おそらく実際にかなり近い数値だと考えられます。

全体的に見れば、1650のCUDAコアやテクスチャコア、動作クロック強化版といえるため、いわゆるよくある「Ti」モデルですね。

価格は1650よりも30ドルほど高価なので、日本円では19000円~22000円程度になるのではないかと予想できます。

補助電源不要モデルの中では最強かもしれない

これまで、ローエンド帯の「Ti」搭載モデルは、補助電源が不要でありながら大抵のゲームを通常画質で動作させられるという特徴がありました。

GTX1650Tiも、基本的にはこの流れを踏襲するでしょう。小型の万能ゲーミングPC構築などで重宝しそうです。

正直なところ、GTX1650はライバルである「RX 570」に比べると微妙な立ち位置だったため、1650Tiの登場で一気に挽回できるかなと期待しています。

また、GTX1660よりも50ドル安いため、日本円での価格が2万円ちょうどくらいにおさまる可能性もあります。実売価格が2万円であれば、ロー~ミドル帯のGPUとしては明らかに「買い」といえるかもしれません。

2019年秋以降のローエンド帯GPUに注目

ライバルのAMDが「RX570」を値下げする可能性もありますが、それに対抗できるのはGTX1650Tiだけかもしれません。AMDのローエンド帯GPUは、続々と値下げが行われており、それに伴ってコスパがどんどん上がっています。

ロー~ミドル帯のGPUを購入するならば、2019年秋以降は狙い目といえるでしょう。ほぼ確実に価格競争が発生しますからね。また、このレンジのGPUを搭載したBTOパソコンは、比較的種類が豊富なため、大手BTOショップの人気モデルもチェックしておきたいところです。

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