GeForceとRadeonはどう違う?発色や消費電力に注目!

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グラフィックボード界の2大巨頭として知られる2大ブランドといえば、「GeForce」と「Radeon」です。果たしてGeForceとRadeonにはどのような違いがあるのか、具体的に比較してみたいと思います。

GeForceとは?

GeForceは、「NVIDIA社」が開発と販売を手掛けるビデオチップのブランド名です。グラフィックスカード市場ではトップをひた走るブランドで、市場シェアは7割を超えています。

2017年時点ではライバルであるRadeonに圧倒的な差をつけていると言っても過言ではないでしょう。ハイエンドモデルからミドルレンジモデルまで、幅広くコストパフォーマンスに優れた製品を揃え、絶対的な性能でもコアなPCゲームファンを満足させる製品がリリースされています。

ここ10年ほどは、まさにグラフィックスカード市場の王者といっても過言ではないのが、NVIDIA社のGeforceブランドなのです。

Radeonとは?

冒頭でも述べたように、長らくGeForceとグラフィックスカード市場の覇権をかけて争ってきたのが、「AMD社」のRadeonシリーズ。かつてはATI社がその開発と販売を担っており、同社の看板ブランドとして市場シェア獲得に貢献したブランドです。

2006年にATI社が大手CPUメーカー「AMD社」に買収されたことにより、ATIの表記は消滅したものの、現在でもRadeonブランドは健在です。

GeForceとRadeonの違いとは?

グラフィックスカード市場を2分する勢力であるGeForceとRadeonですが、この2つにはいくつかの違いがあります。その違いとは、大きく「ドライバの安定度」「発色の違い」「消費電力」の3点に集約されているといえるでしょう。

ドライバの安定度

まず、ドライバの安定度ですが、これについてはGeForceよりもRadeonのほうが優れている場合が多いです。グラフィックスカードはドライバのバージョンによって動作の安定性やパフォーマンスが変わりますからね。

ただし、GeForceも最近はドライバの安定性に力を入れていますので、それほど大きな差は生じにくくなっています。

発色の違い

一般的に、GeForceは青系の発色が強く、Radeonは赤系の発色が強いといわれてきました。また、Radeonのほうが鮮やかな色彩を実現しやすいということで、一部のクリエイター層からは根強い支持があることも事実です。

ただし、発色は個人の好みの問題もありますから、一概にどちらが上とは言い切れません。同じモニターでGeForceとRadeonを比較すると、かなりはっきりと色の違いでますから、興味がある方はぜひ試してみてくださいね。

消費電力の違い

直近の数年で比較したとき、同程度の性能を実現するための消費電力ではGeForce側に軍配が上がっているといえるでしょう。特にミドルレンジ帯におけるGeForceの強さは目を見張るものがあり、「750Tiシリーズ」や「1050Tiシリーズ」は、その消費電力の低さと性能の良さから、事実上ミドルレンジ帯の王者といえるほどの人気です。

しばらくはGeForceの天下が続く?

GeForceとRadeonを比較してきましたが、グラフィックスカード市場では依然としてGeForceの天下が続きそうな気配です。「オンラインゲーム(PCゲーム)におすすめのBTOデスクトップパソコン」の記事ではすべてがGeForce搭載モデルです。一部の固定ファンから根強く支持されるRadeonが、どこまで一般のユーザー層を取り込めるかがポイントでしょう。

価格性能比や消費電力が重視される時代ですから、コストパフォーマンスの良い製品を期待したいところですね。