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人気マザーボードメーカー「ASRock」には、たくさんのグレードがありますよね。
有名なところでは「Steel Legend」「Taichi」などが挙げられます。しかし、こうしたグレード感の違いを把握している人はあまり多くない印象です。
そこで、ASRockマザーボードの各グレードを解説しながら、お買い得なグレードを見繕ってみたいと思います。
ASRockマザーボードのグレード
2021年時点でASRockマザーボードには以下のようなグレードが用意されています。
- AQUA(約10~12万円)
- Creator(約68000円)
- OC Formula(約6万円)
- Taichi(約35000円)
- Steel Legend(約24000円)
- Phantom Gaming(約2万円)
- Extreme(約19000円)
- Pro(約1万円)
高価格・高機能な順にならべると大体こうなりますね。ただし、対応するチップセットなどによっても価格が変わるので、多少入れ替わりが発生することは覚えておいてください。
上3つ(AQUA、Creator、OC Formula)はあまり出回りませんし、よほどこだわりが無い限りは買う必要がないかもしれません。
なので、私としてはTaichi以下のモデルが価格・入手性共に優れており、この範囲でASRockマザーボードを選ぶと、満足度が高いと考えています。
ただし、Taichi以下のモデルは頻繁に発売されるため、正直なところ各グレードの特性がわかりにくいのです。わたしもすべてを把握しているわけではないので、この機会に調べてまとめてみました。
ASRockマザーボードの実用グレードの特徴
では、Taichi以下のマザーボードについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
Taichi(約35000円)
Taichiは「安定感」と「コスパ」重視の方に最適なグレードです。
最新インターフェースを搭載しながら、ハイエンドCPUにも対応できるVRM構成となっており、ローエンド~ハイエンドまで幅広いCPUにおすすめです。
いわゆる「万能型」ですね。価格は少し高めで高級路線なのですが、見かけは結構地味です。LEDを抑えて質実剛健さを出している点が特徴。
ASRockでは人気グレードのひとつですから、大体どこのPCパーツショップでも手に入ります。機能的にはハイエンド帯なのですが、5万円以上のグレードと比べても遜色のない機能が詰め込まれており、お得感は高いですね。
Steel Legend(約24000円)
Taichと並んで「実用域で少し高級なマザーボードが欲しい」という方に適したグレードです。
耐久性が高められており、低価格帯でありながら長時間かつ高負荷な環境でも消耗しにくい構成になっています。
また、カバーの質や形状でデザイン性も高められており、所有欲を満たせることも見逃せないですね。個人的にはASRockの中で最も好きなグレードです。
対応チップセットによっては実売価格が2万円を切ることもあるので、狙ってみてください。
Phantom Gaming(約2万円~5万円)
以前存在した「Fatal1ty gaming」の代替として登場したグレードです。いわゆる純粋なゲーミング仕様で、インターフェースやLEDが充実しています。
Extreme(約19000円)
いわゆる「スタンダードモデル」ですね。機能面は上位モデルに劣りますが、ゲーミングPCのマザーボードとしては十分な性能を持ちます。
スタンダードな割に価格が少し高めな気もしますが、価格を求めるのならProでしょうね。私はほとんどExtremeかProを使っています。
Pro(約1万円)
とにかく安くて良くできていますね。機能を絞っているとは言うものの、普段使いでは十分ですし、特に何かが足りないというイメージもありません。
ただし、ゲーミングに特化するなら最低でもExtreme以上がいいのかなとは思います。
Steel LegendかProがおすすめ
私個人のこれまでの経験や感覚では、Steel Legendの見た目と耐久性、Proの安さが優れていると感じました。
ハイエンド機ならTaichiかPhantom Gamingだと思いますが、マザーボードの独自機能って最終的にはあまり使いませんので…。
やはり基本機能+αの部分でしっかりしたものを、出来るだけ安くという路線になっちゃいますね。ぜひ参考にしてみてください。