Intel製CPUとAMD製GPUがタッグを組む!「KBL-G」とは何か

CPU市場の2大勢力といえば絶対王者「Intel」と最強の2番手「AMD」です。この2社はCPU市場において、15年以上も激しいデッドヒートを繰り広げてきました。

しかしこの2社が手を組んで新しいCPUを生み出すとしたらどうでしょう?私は自作PCファンとして、考えただけでもワクワクします。実は、実現することがないと考えられていたこの2社のタッグが、「KBL-G」で達成されるようなのです。

Intel製CPU+AMD製GPUが生み出す「KBL-G」

Intel社はCoreシリーズをリリースして以来、圧倒的なシングルスレッド性能でCPU市場を支配してきました。一方、昨年のRyzen登場まで長らくIntelに後れを取っていたAMDは、内蔵グラフィックの分野で健闘。つまり、もともとこの2社は強みが異なるわけです。

そしてお互いの強みをひとつに合体させたパーツが生まれようとしています。それが通称「KBL-G」と呼ばれるKaby Lake-Gシリーズです。

KBL-Gは、簡単にいうとIntelのCPUにAMDのGPUを統合したAPUのような存在。具体的にはCPU、GPU、HBM2(新世代のグラフィックメモリ規格で、積層構造の採用により省スペースながら大容量を実現できる)をひとつのパッケージに統合します。

先ほどAPUと表現しましたが、厳密にはCPUとGPU、メモリがそれぞれ独立していて、横長の基盤に上に隣接した状態で配置されるイメージです。ひとつのパッケージとして統合することで、電力管理や熱処理が効率化されるというメリットがあります。

性能はCore i7-7700HQ+GeForce GTX 1060以上?

このKBL-Gですが、2018年1月時点では、以下の5モデルがラインナップされています。

Core i7 8809G Core i7 8709G Core i7 8706G Core i7 8705G Core i5 8305G
4コア8スレッド 4コア8スレッド 4コア8スレッド 4コア8スレッド 4コア8スレッド
3.1GHz~4.2GHz 3.1GHz~4.1GHz 3.1GHz~4.1GHz 3.1GHz~4.1GHz 2.8GHz~3.8GHz
L3キャッシュ8MB L3キャッシュ8MB L3キャッシュ8MB L3キャッシュ8MB L3キャッシュ6MB
TDP100W TDP100W TDP65W TDP65W TDP65W

また、これらのCPUにはAMD製のVegaとは別に、CPU内蔵のグラフィックも搭載されていて、ノートPCでのバッテリ駆動時には内蔵グラフィックのみで動作することも可能なのだとか。

GPUが事実上2つあるため、軽作業時にはCPU内蔵グラフィックを、ゲームプレイ時にはAMD製のGPUを使うという運用になるかもしれません。最上位のCore i7 8809Gでは2017年時点でゲーミングノートの主流だった「Core i7-7700HQ+GeForce GTX 1060」という構成を上回る性能を持っているとのこと。

また、「Core i7-8850U+GeForce GTX 1050」という構成に比べると4割ほどの性能向上が見られるそうです。ひとつのパーツでローエンド~ミドルレンジ構成を超えてしまうとは、驚きの性能ですね。ゲーミングノートPC向けの画期的なパーツといえそうです。

KBL-G搭載ノートPCはいつ発売?

ワンパッケージで優れた性能を発揮するKBL-Gシリーズ搭載のPCは、早ければ2018年の春ごろに登場予定とのこと。ドスパラパソコン工房ツクモといった大手BTOショップでも取り扱う可能性は十分にあります。

また、KBL-G意外でもAMDのRyzen Mobileシリーズなど、ゲーミングノートPC向けの新技術が続々と登場しています。2018年はゲーミングノートPCの買い時になるかもしれませんね。

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