BTOパソコンで真っ先にアップグレードを検討すべきポイントとは

大手BTOパソコンショップのサイトを見ると、「アップグレード無料」という文字に目を奪われませんか?私は頻繁に釣られてしまいます……。実はこのアップグレードですが、ショップによってかなり特徴が出やすいポイントでもあるのです。

そこで、自作PC歴10年以上の私が、経験をもとに「真っ先に注目すべきアップグレードポイント」を紹介します。

真っ先にチェックすべきアップグレードポイント

結論からいうと、私が真っ先にチェックするポイントは以下の2つです。

・メモリ
・電源

ゲーミングPCは「CPU+GPU」の組み合わせによってモデルが分けられていることが大半です。したがって、この2つは変更できないことが多いのです。

ただし、CPUとGPUで性能の全てが決まるわけではありません。メモリは「一度に処理できるデータ量」、電源は「PC全体のキャパシティ、安定感」に直結するため、とても重要です。

この2つはいわば、「PCの縁の下の力持ち」的な存在であり、アップグレードによってバランスが強化され、末永く安定稼働するゲーミングPCになります。例えばパソコン工房を見ると、「メモリ」「電源」両方のアップグレードが可能ですよね。特に電源の選択肢が豊富なのは、安心できます。

具体例として、パソコン工房の「LEVEL-M0B6-i5F-LNS」を見てみましょう。

メモリ 8GB×2枚、16GB×2枚を選択可能(標準8GB×1枚)
電源 500W、700Wでそれぞれ80PLUS GOLD認証を選択可能(標準500W 80PLUS BRONZE認証)

このモデルでは、GPUがGTX1050なのですが、メモリと電源をアップグレードしておくことで、かなりハイエンドなGPUまで対応できるようになります。1年~2年後に2ランク上のGPU(RTX2060以上)に差し替える場合でも、電源が700Wあればまず心配ありません。

ストレージはそこまで重要ではない

よくBTOショップのアップグレードキャンペーンで「SSD容量を250から500GBへ!」、「HDD1TBをSSD250GBへ!」といった記載を見かけますよね。確かに悪くないアップグレードなのですが、私はそこまで重視していません。なぜなら、ストレージ交換は個人でも簡単にできるものであり、外部化も可能だからです。

ここでいう外部化とは、「外付けSSD」や「NAS」の搭載ですね。ゲーミングPCならば、最低250GB程度のSSDが搭載されていれば、動作に問題は出ません。つまり「そこそこ早くい起動用ディスクさえ確保できれば良い」わけです。

延長保証も重視すべき

アップグレードとは少し毛色が異なりますが、「保証」についてもチェックすべきです。ゲーミングPCは「高負荷」が前提ですから、故障への備えは必須といえます。

このとき、一般的な「1年保証」では心もとないのが現実です。なぜなら、「初期不良以外の故障は、大半が1年以上経過したあとに出てくる」からです。これは、ゲーミングPCが故障するかどうかは運の側面が強いものの、やはり購入から1年間は安定動作する傾向にあります。

ところが、季節の移り変わりによる温度変化、ホコリの蓄積、熱による消耗などが蓄積されてくると、故障率が上がっていきます。そのため、スタンダードな「3年以上の保証プランがあるか」も重視していきましょう。保証料は「購入価格の○%」で設定されることが大半です。

「何が原因かわからないが、突然故障した」という、いわゆる「自然故障」ほど素人を悩ませるものはありません。原因の特定だけで数週間を要することもありますから。「メモリ」「電源」「保証」の3つは、必ずアップグレード可能かどうかをチェックしてみてください。