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2015年の8月に発売されたIntelの第6世代CPU「Skylake」は、TDP35Wの省電力モデルやコスパ良好なi5シリーズのラインナップから、人気を集めました。
当時はAMDも今のように強くなく、ゲーム用途といえばSkylake一択だったかと思います。しかし発売から4年半がたち、すでに5年目。もうそろそろ、買い替えの時期と言っても差し支えありません。
そこで、2020年の現状を踏まえながら、Skylakeからの乗換時期と候補を挙げてみたいと思います。
Skylakeからの乗換時期
Skylakeは発売から5年近くが経過しています。PCの寿命から考えると、メインマシンとしてはやや力不足になってくる頃です。
また、最上位の「Core i7 6700K」が物理4コア8スレッドであり、既に現行モデルのミドルレンジ以下のスペックとなっています。
Skylakeが発売された時期は、ちょうどメニーコア化が進む直前であり、4~6コアが最高峰でした。しかしその後4年の間にコア数は増加し続け、今や物理8~12コアも珍しくありません。
物理コア数の増加は、性能向上を体感しやすいため、乗り換える意味は大いにあるでしょう。
ということで、結論を言えば「今すぐ」に乗り換えるのがベストです。もちろん、まだまだ現役で使えるという方も大勢いるかと思います。
しかし、ゲーミング用途でいえば、Skylakeの大半は1つ前の世代(第8世代)のミドルレンジクラスよりも劣る性能であり、現役とは言いにくいのです。
一方、Ryzenの大攻勢でAMD vs Intelの競争は激化しており、高性能なCPUがどんどん安価になっていることから、いまは絶好の移行時期といえるでしょう。
Skylakeからの乗換候補
結論から言うと、私は次の3つのCPUを推薦します。
- 第8世代Intel製CPUの「Core i5 8400」
- 第9世代Intel製CPUの「Core i5 9400(もしくは9400F)」
- AMDの第3世代Ryzen「Ryzen 5 3600」
Skylake世代のトップであった「Core i7 6700、6700K」以外を使用しているならば、上記いずれに移行してもメリットがあるはずです。
物理コア数、キャッシュ容量、IPCなどいずれも向上しています。また、上記3モデルは価格面でも優秀です。
Core i5 8400
物理6コア6スレッド、2.8~4GHz動作、実売価格21000円前後
Core i5 9400(もしくは9400F)
物理6コア6スレッド、2.9~4.1GHz動作、実売価格22000円前後(18000円前後)
Ryzen 5 3600(内蔵GPUなし)
物理6コア12スレッド、3.6~4.2GHz動作、実売価格25000円前後
単純なCPU性能でいえばRyzen 5 3600が有利ですが、Ryzenの無印シリーズは内蔵GPUがないことに注意しましょう。
個人的にはCore i5 9400Fのコストパフォーマンスが凄まじいなと感じます。どのGPUを使ってもボトルネックにならず、なおかつ性能面でも不足無し。
Skylake最上位のCore i7 6700Kよりも性能はやや上です。物理6コアで3世代前のハイエンド以上の性能が、1万円代で購入できるわけですから。AMD vs Intelの競争が生んだ寵児と言えるような気がします。