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2020年に大学へ入学されるみなさんは、授業で使用するPCをどこから購入する予定でしょうか?一般的には生協が多いと思いますが、よく言われているように生協PCはそれほど安くありません。
ソフトウェアは安いのですが、PC自体の性能がいまひとつなのです。そこで、2020年版「勉強もゲームもこなせるノートPC」を紹介したいと思います。
生協PCの売りは「バンドルソフトの豊富さ」
一般的に生協PCは、家電量販店のPCよりも安いと言われています。確かにその通りなのですが、それでも私に言わせるとまだまだ高い気がします。
なぜなら、大手BTOメーカーが販売しているゲーミングノートPCに比べると、コストパフォーマンスが悪いからです。
生協PCの売りは、あくまでもofficeなどのソフトウェアが安く使えることであり、本体の性能ではありません。また、確かに保証は充実していますが、その点はBTOショップも同じです。
CPUは「Core i5 9300H」狙いがおすすめ
生協PCでは、上位モデルで「Core i7 8565U」を採用していることがおおいでしょう。「i7」という字面で高性能なイメージを持つ方が多いかもしれません。
確かに性能は高いのですが、末尾に「U」が付いているCPUは「低電圧なモバイル仕様」であって、性能的なその他のシリーズよりも一段落ちます。
ドキュメント作成やエクセル、パワーポイントでの資料作成ならば問題ありませんが、ゲームもやるとなると力不足は否めません。
ただしCore i7 8565Uは、低電圧版の中でもハイエンドなCPUですから、性能自体は問題ありません。問題になるのは「価格」です。ウルトラモバイル版CPUのトップということで、Core i7 8565U搭載機はいわゆる「高級仕様」です。
そこで、末尾「H」を狙ってみましょう。おすすめはコストパフォーマンスに優れる「Core i5 9300H」です。
Core i5 9300Hの仕様
- 4コア8スレッド
- 2.4~4.1GHz動作
Core i7 8565Uの仕様
- 4コア8スレッド
- 1.8~4.6GHz動作
PassMark CPU Markスコア
Core i5 9300H | 10000 |
Core i7 8565U | 9786 |
仕様も性能も大差ありませんが、実際にこれらを搭載したPCの価格には差があります。Core i5 9300Hを搭載したBTOパソコンは10万円ジャストで独立GPUを搭載しています。
一方、Core i7 8565Uを搭載した生協PCは、10万円という価格は変わらないものの、GPUがありません(CPU内蔵GPUのみ)。つまり、後者はゲーミングPCとしては貧弱なのです。
実際の製品で比較
ということで、実際に上記2つのCPUを搭載したモデルを見ていきましょう。
Core i5 9300H搭載モデル ドスパラ「GALLERIA GCR1650GF」
CPU | Core i5 9300H |
GPU | GTX1650 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 512GB(NVMe SSD) |
価格 | 税込み約11万円 |
Core i7 8565U搭載モデル NEC「VersaPro J VJV18」
CPU | Core i7 8565U |
GPU | なし(CPU内蔵のみ) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD(SATA接続) |
価格 | 税込み約13万円円 |
後者はよく学生向けの販売サイトから見積もった価格ですが、一目で割高なことがわかります。メモリやSSDはもう少しグレードアップ可能なものの、この2つをカスタマイズすると17万円ほどまで価格が上昇します。
最も大きな違いはGPUの有無ですね。GTX1650の有無で、ゲーミングPCとしてはもはや別物です。
生協PCとBTOパソコンは必ず比較すべき
大学入学と同時に生協PCの購入を進められたなら、必ずBTOメーカーの製品と比較してください。
2020年ならば、Core i5 9300H+ミドルレンジGPUの組合せを選べば、勉強・ゲームともに十分使えるノートPCが買えるはずです。