もはやグラボは不要?CPU内蔵グラフィックスの威力

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ゲームや動画ならグラフィックボードの増設が必須と思い込んでいませんか?もちろんグラフィックボードの増設によって、描画がスムーズで綺麗になることは事実です。

しかし、CPU内蔵グラフィックスの性能は年々向上しており、今や内蔵グラフィックスは数年前のグラフィックボードに匹敵するまでになりました。そこで、内蔵グラフィックスの威力を紹介していきたいと思います。

IntelHDグラフィックス

CPU市場で圧倒的な強さを誇るIntel。IntelのCPUを搭載したPCを使っている方は非常に多いと思います。

Intel製のCPUには「IntelHDグラフィックス」という内蔵グラフィックスが搭載されています。これは、PC本体にIntelのロゴシールやディスプレイアダプターの情報から確認可能です。

「Intel HD Graphics4000」「Intel HD Graphics530」のように数字が付与されていることが一般的でしょう。かつて、Intelの内蔵グラフィックスは性能が良くないといわれた時期もありました。確かにこれは事実です。

最低限の描画機能しか搭載していなかったため、youtubeの動画視聴や、軽めのブラウザゲームをするだけで精一杯というケースが多かったのです。

しかし今やIntelの内蔵グラフィックスは、飛躍的に進化をとげました。特に「Skylake」と呼ばれる第6世代以降のIntel製CPUに搭載されている内蔵グラフィックスは、数年前のミドルクラスグラフィックボードに匹敵する性能を持っています。

もう少し簡単に言えば、「Core i5 6500」や「Core i7 7700」など、数字が6や7から始まるものですね。これらならば、数年前にリリースされたMMOやブラウザゲームならば、標準画質でストレスなく遊べることが多いでしょう。

しかし、FPSだけは別です。フレームレートや一瞬のひっかかりが重視されるシビアなFPSでは、やはりグラフィックボードが必須です。

APUならミドル&ミドルがお手軽に構築可能

CPU性能もGPU性能もそこそこで、できるだけ安くゲームPCを作りたいという方ならば、AMDのAPUもおすすめです。APUとはCPUにGPU機能を統合した「統合グラフィックス」と呼ばれる製品で、従来のCPUよりGPU性能が格段に向上しています。

INTEL HDグラフィックスよりもGPU性能は高く、人によっては色彩も鮮やかに感じるでしょう。ただし、CPU部分の性能がいまいちな点がネックで、この点が全体のパフォーマンスを下げてしまう可能性もあります。ゲームはCPUの性能も重要ですからね。

結論:最新FPS以外なら内蔵グラフィックで”とりあえずは”遊べる

内蔵グラフィックスや統合グラフィックスの進化によって、独立したグラフィックボードがなくとも、大抵のことはできてしまいます。クリエイターならば別ですが、軽めのゲームや動画視聴という面では、内蔵グラフィックスはもはや十分すぎるほどの性能です。

まずはCore iシリーズの中位から上位CPU、もしくはA10シリーズの上位モデルを買っておき、やりたいゲームによってグラフィックボードを追加したほうが、懸命かもしれませんね。