ベアボーンキットとは?拡張性の高い超小型PCの特徴やメリット・デメリット

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自作PCを初めて組み立てる際、何から選んで組み立てればいいかわからない初心者の方は多いかと思われます。とは言え、BTOではパーツの自由度が限られてしまうため、あまりBTO PCを購入したくはないというジレンマもあるでしょう。

そんな方におすすめなのが、マザーボード、電源、PCケース、が組み立てられた状態で販売される「ベアボーンキット」。ベアボーンとは、bare(空の)bone(骨格)という意味で、文字通り、PCの基盤となる部分のみが取り付けられた状態のキットです。ベアボーンキットであれば、主要なパーツは全て取り付けられた状態で手元に届くため、自作PC初心者でも容易に自作PCを組み上げることが可能です。

また、非常に小型なキューブタイプがメインのため、省スペースなコンパクトモデルのPCが欲しいという方にもおすすめ。今回は、そんなパーツの自由度を高めつつ、コンパクトなPCを組むことができるベアボーンキットの特徴をお伝えします。

ベアボーンキットのメリット

組み立てが非常に容易

多くの場合、ベアボーンキットのPCは、先ほど説明したとおりマザーボード、電源がPCケースに取り付けられた状態で出荷されます。また、フロントケーブルをはじめとする内部ケーブルも接続済みになっているため、パーツさえ準備すればすぐ組み上げることが可能となっています。

超小型なキューブタイプのPCを組み立てられる

ベアボーンPCの多くが、キューブタイプのPCとなっています。持ち運びも容易でコンパクトなデスクトップのため、フルタワーのPCに比べて場所を取りません。

ベアボーンキットのデメリット

拡張性に乏しい

多くが小型モデルのため、拡張性は抑えめです。スロット数などもあまり増やすことができないため、拡張カードの増設などもある程度限られてしまいます。

電源容量は抑えめ

ベアボーンキットの多くは、省スペース用の電源を採用しています。電源容量は、電源の大きさに比例しますので、あまり大容量の電源を積むことができません。消費電力を考慮に入れたうえでパーツを選ぶ必要があります。また、その特性上、大容量の電源を要求する高性能なグラフィックボードは採用しにくい傾向にあります。

ゲーミングを本用途としない、自作PCに挑戦したい方に

上記の通り、ベアボーンキットは半自作という高い拡張性と、コンパクトなデザインで今人気を博しているPCモデルです。大きさの都合上、フルタワーPCのような高い拡張性や、高性能なグラフィックボードは搭載できないため、基本的にゲーミングPCにはあまり向きませんが、作業用としてであれば高いパフォーマンスが期待できるマシンとなっています。組み立てやすいことから、初めての自作PCとして選択する初心者も増えています。

何に使うかを考えつつ、楽しくベアボーンキットでPCを組み立ててみましょう。