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Windowsには一般ユーザー向けの「home」と、プロ・企業向けの「Pro」が存在します。この他にもいくつかのエディションがあるものの、大枠としてはどちらかを購入することになるわけです。
大半のゲーマーはhomeを使用しているかと思いますが、一部でProを好むユーザーがいることも事実。果たして個人レベルでWindows10 Proを購入するメリットはあるのでしょうか?
Windows 10 Home と Proの違い
まずWindows 10 Home と Proの違いを簡単に把握しておきましょう。2者を比較すると、次のような違いがあります。
HomeとProの違い(仕様面)
- 価格…homeは19000円、Proは28000円弱
- 対応CPUソケット数…homeは1ソケット、Proは2ソケットまで対応(物理的に2つのCPUを認識できる)
- 最大メモリ(64bit版)…homeは128GB、Proは2TB
※32bit版はどちらも最大4GBまで認識
これはあくまでも仕様面の違いですが、Proは「2CPUを認識できて、なおかつメモリ認識量が大きい」ということがわかります。
しかし2TBものメモリを積むことは個人レベルではまずないため、あまり違いがわかりませんよね。2CPUもサーバ用途以外に見かけませんし。
そこで、機能面の違いを見ていきたいと思います。
HomeとProの違い(機能面)
Pro側が機能面で上回っているため、Proにできてhomeにできないことをピックアップしました。
Proで可能だがhomで不可能なこと(Pro特有の機能)
- リモートデスクトップ機能(遠隔地からの操作)
- ストレージ暗号化機能(BitLocker)
- 仮想マシン機能(Hyper-V)
- グループポリシー機能(ユーザー、PCのグループ管理)
- 自動更新を最大35日間停止できる(現在はhomeでも利用可能)
ゲーマーに関係がある事柄といえば、ストレージ暗号化と仮想マシン機能でしょうか。特に仮想マシン機能は、Windows XPや7など古いOSを動作させるのに便利なため、意外と使える機能かもしれません。
個人的には、自動更新の停止がメリットかなと感じていました。更新による不具合は頻繁に起こるため、「約1か月の様子見」ができることは大きいですね。
ただし、home版でもできるようになったため、これもPro版特有のメリットとはいえなくなり、homeでも問題ないかな…というのが正直な感想です。
暗号化や仮想化も、本当に必要であれば専門のソフトウェアで代替可能ですから、「どうしてもProでなければダメ」という性質のものではないのです。
Windows 10 Proは基本的に不要
ゲーム用途と言う意味でいうと、基本的にはhomeで十分です。リモートデスクトップや暗号化、仮想マシン構築は確かに魅力的ですが、一般人は1年に1度使うかどうかというレベルだと思います。
ゲームの動作自体には全く違いがないため、数人でドメインを構成したり、遠隔地の仲間をリモートでサポートしたりといった作業がなければ、homeで十分でしょう。