静音性重視のおすすめCPUクーラー 2018年版

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連日の猛暑が当たり前になった日本の夏。PCのファンが、聞いたことのない音を立てていませんか?これまで静かだと思っていたPCが、実は結構な騒音を発する代物だとわかったとき、じわじわとストレスが襲ってきます。

そんなPCの騒音の中心と言えば、CPUファンです。CPUファンを以下に静音仕様にするかで、夏場のストレスが変わってきますよ。

静音性重視のCPUクーラーはこれ!

CPUクーラーはCPUやGPUほど目覚ましい進化を遂げていないものの、年々静音性と冷却性能があがっています。特に音については、この10年でかなり進歩したのではないでしょうか。大型で冷却性能が高いCPUクーラーでも、ほぼ無音という製品が珍しくなくなりました。

そんな静音性重視のCPUクーラーから、特に3つをピックアップしてみます。

クーラーマスター「Hyper H411R」

Hyper H411R」は3000円を大きく下回る価格ながら、CPUとヒートパイプが直に接触する「ダイレクトコンタクトヒートパイプ」を採用し、高い冷却性能を誇ります。

ヒートパイプへの熱伝導効率が良いので、どんどん熱を吸い上げるわけですね。また、ファンの回転数を調節できるPWMはもちろん、特殊なフィンデザインでヒートパイプを効率よく冷やします。

これにより、少ない風量でも冷却効率を落とさず、騒音も出さない仕組みになっているのです。

エナーマックス「ETS-T40F-TB」

4000円前後のグレードなら、「ETS-T40F-TB」がおすすめです。こちらもヒートパイプが直接CPUに接触する仕組みを採用しており、冷却効率を高めています。

また、フィンの構造が良いせいか高回転でCPUファンを回転させても騒音が発生しにくいこともポイント。どちらかというと地味でスタンダードな製品ですが、静音性についてはレベルが高いですね。

サイズ「超天」

超天」は名機「虎徹」をそのまま横倒しにしてトップフロー型に変えたようなCPUクーラーです。虎徹ゆずりの剛健なヒートシンク部分と、ユニークな形状のヒートパイプが特徴。マザーボード全体を低回転のファンで冷やせるので、冷却効率と静音性を両立しやすいですね。

PCケースファンの数が少ない小型ゲーミングPCなら、これひとつで冷却が完結しそうです。

静音性重視でも結局は空冷が有利?

よく、「水冷はファンが必要ないから静かだ」という意見を耳にしますが、これは誤りです。水冷であっても、結局は何らかの騒音が出ます。液体に移した熱を冷やすためのファンが必要ですし、ラジエーターやポンプも音が出るからです。

そのため、派手なOC(オーバークロック)を施さないならば、高品質な空冷CPUクーラーのほうが静音性は高いといえます。空冷と水冷は、「水冷が適しているPCはどんなタイプか」でも解説したようにOCの度合いに応じて使い分けていきたいですね。