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ここ10年ほどで、PCは高性能化が進み、6~7年前のミドルレンジクラスでも一般的な使い方ならば何ら不便を感じなくなりました。
これはゲーム用途でも同じで、一部の超美麗グラフィックを採用したタイトル以外ならば、昔のPCでもプレイできてしまいます。
最近は「低スぺでも動く」ことを売りにするタイトルも珍しくないため、PCの買換えは5~6年に1度で充分かもしれませんね。
しかし、もし購入後3~4年目に不具合が出たとしたら…。買換えよりも安くパーツだけを交換できないか、と考えるのが人の心です。
そこで過去世代のPCパーツの調達方法について、整理してみました。
過去世代のPCパーツ調達方法3つ
私個人の意見も含みますが、古い世代(つまり、最新世代・準最新世代以外のパーツ)を確保する方法としては、次の4つが考えられます。
1.中古パーツを探す
最もスタンダードな方法でしょうね。しかし、実は最近、このスタンダードな方法が通用しづらくなっています。
CPUやGPUの中古品を探すと、思った以上に「高い」のです。性能は現役世代(最新・準最新)に比べると3~4割落ちる上に、中古品なのですから価格も半額…かと思いきやそうでもありません。
具体的には現役世代の8~9割ほどの価格であることが多いのです。価格は需給で決まりますから、仕方がないのかもしれませんね。中古といってもまだまだ使える品ですし。
ただし、価格は目をつむるにしても、品数の少なさはどうしようもありません。3世代前ならまだしも、4~5世代前となると出回っている数が少なく、希少価値から帰って値段が高騰していることも…
解決策としては、BTOメーカーが提供している中古パーツコーナーを逐一チェックしたり、秋葉原などに足を運んで専門店を巡ったりといった方法が考えられます。
しかし、これでも解決しない場合は、おとなしくPC自体を買い換えたほうが幸せかもしれません。
2.リース切れ格安品を購入して取り出す
中古PC市場には、企業向けのリース品が大量に出回ることがあります。リース契約は大体3年や5年で一区切りですから、5年以上前のそこそこ程度の良い中古PCが売られるわけですね。
こうしたリース切れの格安PCを購入し、必要な部品だけを取り出す方法もあります。特にGPUやCPUは、単体で購入するよりもコスパが良いかもしれません。
例えば「CPUを取り出して交換し、メモリとGPUは分解して売る」と言う方法をとれば、高騰した中古パーツを単体で買うのと大差なくなります。
しかし、余計なパーツが増えるため、サブマシンも同時に欲しいといった方や、置き場がないといった方には不向きです。
3.メーカー公式の保守用物品(新品)を購入する
最近は、過去世代のPCに向けた保守物品を新規で発売するメーカーもあります。例えばBIOSTAR。2019年、2020年と連続で5年以上前のCPUに対応したマザーボードを新規リリースしています。
特に2020年5月に発売されたmicroATXマザー「H61MHV2」は、第二世代のCoreシリーズ(Sandy Bridge)に対応。Sandy Bridgeは2011年にリリースされていますから、「9年前の規格に対応した新品」ということになりますね。
9年も経過すると中古品自体が無いですし、見つかっても相当使い込まれたものばかりで品質が心配ですから、まさに神対応。
ちなみにBIOSTARは、2019年にもH110マザーボードを発売しており、こちらは第6・7世代のIntel製CPUに対応しています。
正直なところ、これが最も無難かつ確実、安価な方法です。ぜひ、全てのメーカーで実施してほしいですね…一定の需要はあると思います。
見つからなけば買換えが最適かもしれない
以上、過去世代のPC用物品の調達方法でした。保証期間内であれば問題ないのですが、保証が切れていたり、そもそも自作でパーツ交換保証が受けられない場合は、こうした手段を検討することになります。
最もおすすめなのが3、次点で1、最終的には2というイメージでしょうか。これでもダメなら、BTOメーカーのセールを待って、買い換えたほうが無難ですね。