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AMDがハイエンド向けCPUであるThread ripperの第2世代を発表する中、Intelも次世代CPUのリリースを行う計画が進行中です。現行のCore i 8000番台から次世代の9000番台へとアップグレードされるIntel製CPUは、いつ登場するのでしょうか?
第9世代Intel製CPU「Coffee Lake-S Refresh」の登場はいつ?
第8世代CPUである「Coffee Lake-S」をバージョンアップさせた第9世代の「Coffee Lake-S Refresh」が、Core i 9000番台として登場する予定です。これは「Core i7 9700」のような名称になると言われており、リリース時期が定かではありませんでした。
しかし2018年8月のニュースによると、2018年の秋から年末にかけて登場する予定が浮上したとのこと。AMDの大攻勢に押される形で、時期を早めたとの見方が強まっています。なぜなら、本来第9世代CPUは2019年に登場と見られていたからです。
第9世代CPUのスペックや価格は?
2018年8月現在、第9世代CPUの詳細なスペックは明かされていません。しかし、倍率ロックフリーの「末尾K」シリーズは、現行と同じくTDP90Wとして登場する予定です。
また、Core i7 9700KやCore i5 9600Kといった、比較的ハイエンドなモデルが先行して登場し、それ以下のミドルレンジ~ローエンドは2019年にずれ込むとの見方が強まっています。
ちなみに物理コア数については、「8コア」が最上位になる可能性が高いでしょう。つまり8コア16スレッドがメインになるということですね。Core i7 8700Kは物理6コアの12スレッドでしたから、単純に物理コア数のぶんだけ性能が向上するのはほぼ間違いありません。
ただし、それ以下のモデル(Core i5以下)については、現状と同じく6コア6スレッド、もしくは6コア12スレッドがメインになりそうです。
第8世代から第9世代に乗り換えるメリットはある?
ケースバイケースですが、CPUの能力がゲーミングPCの性能に与える影響は少なくありません。
しかし、CPUよりもGPU能力が重視されるタイトルをメインにプレイしているなら、第8世代から第9世代に移行するメリットは少ないといえそうです。もちろん、クロックあたりの処理性能が向上していれば、同じ6コア6スレッドでも移行する意味はあるでしょう。
とはいえ今のところ第9世代CPUが大幅な性能向上を達成したというニュースは入っておらず、「バージョンアップ版」という見方が強いです。
ただCore i5にHT(ハイパースレッディング)が付与されてスレッド数が倍増すれば、それなりに恩恵はあるはずです。このあたりは、自分の環境やプレイするタイトルと比べながら検討すべきでしょうね。