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2020年秋から登場するnvidiaの新世代GPU「RTX3000」シリーズは、すでに最上位モデルが発売となりました。
しかし、大半のゲーマーが気にかけるのは「ミドルレンジ」であるはず。最もコスパが良く、長く使える定番GPUが揃う価格帯だからです。
RTX3000シリーズでは「RTX3060」が該当するでしょう。このRTX3060ですが、今後3~5年の定番GPUになるかもしれません。
RTX3060Tiがねらい目?
海外サイトの情報によれば、3060シリーズは現行モデルと同様に「3060Ti」「3060SUPER」「3060無印」の3パターンになる模様。
このうち、RTX3060Tiについては、具体的なスペックがリークされています。
RTX3060Tiのスペック
GPUコア | GA104-200 |
CUDAコア数 | 4868 |
メモリ | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 14Gbps |
TDP | 180~200W前後 |
直近上位のRTX3070と比較して、CUDAコア数は約80%となっているもののお、メモリ周りのスペクは全くの同一です。
また、性能的にはRTX2070SUPER~RTX2080相当になると見られており、価格帯を考えれば相当お得な品になるでしょう。
RTX2060SUPEが4~5万円程度であることから、5万円未満の価格帯でリリースされる可能性は十分にあります。
RTX3060TiにマッチするCPUは?
GPUが5万円前後ということは、マシン全体で20万円相当の予算が適正、といえるでしょう。
また、RTX2070~2080相当のGPUでもボトルネックにならないCPUを考えると、「Ryzen 5 3600X」あたりがボーダーラインになりそうですね。
Ryzen 5 3600Xは約3万円ですから、その他もろもろのパーツを組み合わせても20万円未満におさまります。
電源やケース、OSなどを流用できれば15万円未満での自作も十分に可能でしょう。BTOモデルならば20万円程度の予算が無難です。
ただし、メモリについてはRyzenの特性上、できるだけ高クロックのDDR4を搭載すべきですね。特にCoreシリーズからRyzen世代への移行ならば、メモリの規格はできるだけ新しいものに更新するほうがベターです。
RTX2000シリーズの中古が値下がり?
RTX3600シリーズが出回るようになれば、前世代である2000シリーズは一気に値下がりする可能性があります。
同時に、GTX1600シリーズもかなりリーズナブルになるでしょう。個人的にはGTX1660Tiあたりが安くなってくれると、気軽にそこそこのゲーミングPCが作れるので大変うれしいのですが……。
いずれにしてもRTX3060シリーズの発売によって、GPU市場には大きな値動きが発生しそうですね。