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2020年末に満を持して登場するPS5ですが、注目すべきはその価格とスペックではないでしょうか。
PS3、PS4と続いた「超割安路線」ともいうべきコスパの良さは、果たしてPS5でも継続となるのか。また、「ゲーム機」として考えた場合にゲーミングPCよりも優れているのか。
今回はこうした視点で、PS5のコスパを検証してみたいと思います。
まずはPS5のスペックをおさらい
2020年9月時点の情報によれば、PS5は主に以下のようなスぺックになるとされています。
CPU | Zen2世代のAMD製CPU、8コア16スレッド、3.5GHz動作(7nmプロセス) |
GPU | RDNA2世代、演算ユニット数36、2.23GHz動作(レイトレーシング搭載、10.28TFLOPS) |
メモリ | GDDR6、16GB |
ストレージ | SSD 825GB |
その他 | UHDブルーレイ100GB |
今回も主なパーツの供給元はAMDですが、AMDはPS専用にカスタマイズしたパーツを供給しているため、現行のPC向けCPU・GPUに相当するものではありません。
そのため、上記の情報をもとに現行のCPU・GPUから「近いもの」を選んでみました。
CPU:Ryzen 7 3700X(8コア16スレッド、3.6GHz動作)
GPU:該当なし、ただし10.28TFLOPSという性能から考えると「RX 5700XT(9.75TFROPS)」のやや上位
この時点で、CPUは約4万円、GPUは約55000円です。この2つだけで総額10万円近いわけで、これにメモリ・SSD・ブルーレイなどが合わさると20万円相当のゲーミングPCに該当すると考えられます。
一方、PS5の価格は2020年9月17日に公式ブログで開示されているように以下の2パターンです。
- PS5デジタル・エディション:39980円(税別)
- ブルーレイ搭載モデル:49980円(税別)
ブルーレイ搭載モデルでも格安ですね。ゲーム機としてみれば破格の安さだと思います。PS3時代から続く「超割安路線」は依然として健在といえるでしょう。
RX5700XT、RTX2060未満のゲーミングPCは駆逐されるか?
単純にGPUの性能を見ると、RX5700XTやRTX2060未満の性能をもったゲーミングPCは、PS5よりも割高になると言えるかもしれません。PS5のGPUはAMD製GPUの弱点でもあった「レイトレーシング」を搭載しており、超美麗な描写もカバーしています。
私はどちらかといえば「最強のゲーム機はゲーミングPC」と信じて疑わない派だったのですが、PS5のコスパには目を疑いました。クロスプラットフォーム対応のタイトルをプレイするのであれば、もはや買わない理由はないと言えるほどの一品ですね。
しかし、ゲーミングPCは常に最新パーツの恩恵を受けられるというメリットがありますし、単純比較は禁物です。
2021年になればPS5のコスパに相当するPCが組めることはほぼ確実ですし、あくまでも「2020年時点の比較」であることを念頭に置きたいですね。