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Intelの第12世代CPU「Alder Lake」は「PBP」と「MTP」という2つの電力モードを持っています。
PBPは従来のTDPに近いものですが、MTPはターボブースト動作時の最大消費電力を基本としていることから、消費電力が軒並み上がっています。
もしAlder Lakeに交換するのならば、夏に向けてCPUクーラーの換装が必要かもしれません。
そこで、Alder Lake向けCPUクーラーの有力候補4つを選んでみました。
Alder Lake向けCPUクーラーの有力候補4選
今回は空冷CPUクーラーから、Alder Lake向けCPUクーラーを選んでいます。
水冷は確かに冷却能力が高いのですが、トータルで考えるとコストとのバランスが良くないことも多いからです。
また、近年は空冷CPUクーラーの冷却能力がアップしており、下手な水冷を組むよりも安価かつ確実に冷却が可能なことも増えています。
では早速、Alder Lake向けCPUクーラーの有力候補を見ていきましょう。
有力候補1:DeepCool「Gamer Storm AS500」約6000円
まず一つ目は、冷却ソリューションの専門メーカーDeepCoolが提供するコスパモデル「Gamer Storm AS500」です。
Gamer Storm AS500は、48mm厚の比較的薄型なヒートシンクでりながら、非常に高い冷却能力を持っています。
ファンを含めた奥行きは98mmと最近の空冷CPUクーラーの中ではスリムなほうですが、冷却パイプと銅製のベースプレートとの相性が良いためか、トータルの性能が優秀ですね。
ツインファンの肉厚ヒートシンクなCPUクーラーに勝るとも劣らない性能に驚きました。
価格や設置性の良さからも、2022年のAlder Lake向けCPUクーラーの鉄板になるかもしれません。
有力候補2:DeepCool「Gamer Storm ASSASSIN 3」9000~1万円前後
2つ目は同じくDeepCoolのハイエンドモデル「Gamer Storm ASSASSIN 3」です。
Gamer Storm AS500を2つ重ねたような構造で、ツインファンかつ7本ものヒートパイプを持つ重量級のCPUクーラーです。
その冷却能力はCPUクーラーとして最高レベルにあり、Gamer Storm AS500よりも上ですね。
ライバルは同じく重量級のCPUクーラーの定番「Noctua」だと思いますが、ヒートパイプの数だけを見れば上回っています。
カバーできる最大TDPは280Wということで、Alder LakeのMTPにも十分に対応できる性能です。ちなみにツインファンながら静音性が高いことも強みです。こちらも鉄板のひとつになりそうですね。
有力候補3:サイズ「KOTETSU MARK2 Rev.B」4000~5000円前後
個人的に最も「買い」だと感じているのが「KOTETSU MARK2 Rev.B」です。
サイズの人気ブランド「虎徹」シリーズの最新バージョンで、価格の安さが目を引きます。
超ロングセラー商品の最新版とあって、冷却能力は確かでありながら、取り付けやすく、なおかつ安い。
付属ファンが同じくサイズのロングセラー商品「KAZE FLEX」なのも良いですね。静かでよく冷え、安定性の高いケースファンですから。
ミドルレンジクラスまでのCPUなら、「KOTETSU MARK2 Rev.B」でよいと思います。ちなみにこのCPUクーラーは、LGA1700マウンタに標準対応しています。
有力候補4:Noctua「NH-U12A」約13000円
「NH-U12A」はハイエンドCPUクーラーを安定して供給するNoctuaのコンパクトモデルです。
12センチファン対応のCPUクーラーでありながら、14センチファンクラスの冷却能力を持ちます。
付属ファンは最大回転数が2000rpmで一般的な14センチファンの回転数(1500rpm前後)よりは高め。
しかし、冷却能力と静音性はしっかりと高めてあり、総合性能は極めて高いですね。Noctuaといえばハイエンドモデル「NH-D15」が有名ですが、私はこちらが好みです。
Alder Lake対応は「マウンタ対応」かどうかも見るべき
Alder LakeはLGA1700へとソケットが変更になったため、既存のCPUクーラーは追加のマウンタを販売していることがあります。
また、マウンタの無償配布を行っているメーカーもあるようです。比較的新しいモデルであればLGA1700に標準対応しています。
できるならば、手間が少ない標準対応モデルを購入したいですね。