使い慣れると便利?「ロープロファイルキーボード」のメリット

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以前、「ロープロファイルキーボードは流行らない」という記事をアップしましたが、実はあの後、実際に1つ購入して使用してみました。

半年ほど使用した結果、思った以上に使いやすかったので、今回はロープロファイルキーボード(メカニカル)のメリットを整理してみたいと思います。

ロープロファイルメカニカルキーボードのメリット

ロープロファイルメカニカルのメリットは以下のとおり。

低いキーキャップが「素早さ」を生み出す

キーキャップの高さが低く、打鍵時の指の移動距離が短くなるため、タイピングが速く、疲れにくいです。特に長時間タイピングする際に快適さが増します。

また、構造上、キーを押してからの反応が速いので素早い入力が可能です。アクションゲームやリアルタイムストラテジーゲームで有利になる場合があると思いますね。

軽量設計で思った以上に移動が楽

多くのロープロファイルキーボードは軽量で、ラップトップやモバイルデバイスと一緒に持ち運びやすいです。ビジネスパーソンや旅行が趣味の方には非常に良いアイテムだと思います。

また、デスクトップで使用する場合にもキーボードの位置を細かく移動しやすく、ゲーム中に座る場所を変えたいときにも苦になりません。ゆびでズズっと移動させられるので楽ですね。

快適なタイピング感

薄型のキーキャップと短いキーストロークにより、スムーズで静かなタイピングが可能です。これはオフィスやカフェなど「静かさ」を要求される環境で特に有効です。

私はタクタイル式のメカニカルキーボードにしたのですが、不必要にカチカチと音が鳴らず、それでいて「カコッ」という打鍵感があるので打鍵が楽しくなりました。

また、しっかりと「手ごたえ」さえあればストロークが短くても打鍵感は損なわれないこともメリットですね。

1万円台で買える本格ロープロファイルメカニカル「Flow84」

以前の記事で「ロープロファイルメカニカルは選択肢が少ない」という内容を書いたと思います。

これは今でもそのとおりで、基本的にロープロファイルメカニカルキーボードはそれほど種類が多くありません。しかし、よく探してみると意外に良い製品がありました。

今回はLofreeから出ている「Flow84」というキーボードを触ってみました。価格は19000円程度。

キースイッチはKailhのタクタイルを採用しており、押し始めは少し軽さがありますが、一定ところで「カコッ」という打鍵感が得られます。

タッチはかなり軽いのですが、手応えは完全にメカニカルのそれです。パンタグラフやメンブレンのようなベコベコ、ヘナヘナという感触はありません。

Flow84はナンバーキーレス仕様の84キーな仕様なので、省スペースで持ち運びにも適しています。

Lofree自体はロープロファイルキーボードの分野でかなり評判が良いので、製品自体の品質も問題ないでしょう。海外の企業ですが、日本のAmazonでも売られているので入手性も良いですね。

使い慣れると通常のメカニカルには戻りづらいほど

ロープロファイルメカニカルキーボードは、メンブレンやパンタグラフのような手軽さでメカニカルの打鍵感を得られるので、「当たり」を引くと病みつきになります。

私もこれほど使いやすいとは思っていませんでした。低いキートップと浅いストロークで素早い打鍵が可能になりますし、それでいてしっかりと手応えがあるので腕が疲れません。

当初はあまり期待しておらず、「外出時にためしてみよう」くらいだったのですが、今ではメインキーボードに昇格しました。もちろん、好みがあると思いますが、少なくとも私は当分これでいいかなという印象です。

マイナーな存在ですが、実用性はしっかり確保されているので、興味がある方はぜひ試してみてください。