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自作PCやBTOパソコンをいじっていると、どうしてもネジがなめてしまう場合があります。平たく言うとネジの溝が削れたり潰れたりする症状ですね。
地味なトラブルですが、ネジを回せなくなるので非常に困ります。新品にしようにも取り外さないことには交換できませんし。
そこで「なめたネジ」を手軽に回せる画期的なツールを紹介します。
定番は「ネジザウルス」「スクリューグラブ」
まず「なめたネジ」を回す場合の定番ツールですが、以下2つがあります。
ネジザウルス
ネジの頭を挟み、そのまま回転させることができる便利なツールです。しかし「本体が邪魔で、狭い場所や奥まった場所にあるネジが回せない」という欠点も。
あくまでも「挟む」ためのツールなので、ドライバーのように狭い場所に入り込んでいけないわけですね。
スクリューグラブ
液体状のネジ回し補助剤ですね。細かいツブツブが摩擦となり、ネジやまが無い状態でもドライバーとしっかり密着して力がかかるようになります。
ただし滅多に使わないうえに、ほかの用途に転用もできないので、間違いなく余ります。私は4年前に購入して1度しか使っていません。ちょっともったいないですね。
普段使いもできる「ビスブレーカードライバー」
ということで、普段は通常のドライバーとして使えるうえに、「なめたネジ」も回せるツールがないかと探したところ、ありました。
アネックスツールの「ビスブレーカードライバー」です。ビスブレーカードライバーは、一見普通のドライバーなのですが、表面に微細な凹凸が仕込まれています。
この凹凸が「ひっかかり」を作るので、ネジ山がつぶれた状態でもネジを回せるという仕組み。
1本購入して試してみましたが、「ネジ山が3分の1くらい残っている」程度であれば、問題なく回すことができました。よくある状態ですので、大半の「なめたネジ」はビスブレーカードライバーで回せるでしょうね。
ただし、ネジ山が完全になくなっている、つまり溝が削れ切っていて円のような状態になると、そもそもドライバーと密着する面が無いので回せないようです。
この場合はネジザウルスのように「挟んで回す」方法しかないですね。まあ、めったにない状態ですが、軽傷~中程度の「なめ」であればビスブレーカードライバーで解決できます。
ちなみに価格は1100~1200円程度で、意外と安いです。特殊工具ですが、普段は通常のドライバーとしても使えますし、そもそも摩擦が高めなので「ネジなめ」が起こりにくいこともメリット。
工具箱に1本忍ばせておくと、かなり安心できそうです。
「ネジすべり止め液」もかなり有能
ちなみに同じアネックスツールから出ている「ネジすべり止め液」もかなり使いやすいです。
スクリューグラブのようにネジのすべり止めなのですが、ケイ酸化合物で隙間を埋めるという仕組みになっており、かなり削れたネジでも回すことができます。
こちらも価格は500円程度で非常に安価なので、ビスブレーカードライバーとセットで買っておくとなお安心です。
Amazonなどでは「ネジすべり止め液」「ビスブレーカードライバー2本」がセットで売られていたりするので、興味がある方は是非チェックしてみてください。私は早速1セット購入しました。