ゲーム用PCモニターに搭載されているアイケア機能まとめ

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PCゲーマーの大敵といえば「眼精疲労」ではないでしょうか。いかに屈強なゲーマーといえども、目の疲れには勝てません。

ゲーム用PCモニターに搭載されるアイケア機能は、長時間のゲームプレイや作業による目の疲れや不快感を軽減するために設計されています。

これらの機能は、目の健康を守ってくれるため、上手に使っていきたいところ。今回は、ゲーム用PCモニターにおける主要なアイケア機能を網羅的に紹介します。

アイケア機能の種類

まずは主要なアイケア機能を見ていきましょう。

1. ブルーライトフィルター

ブルーライトは、目の疲れや睡眠の質に悪影響を及ぼすことが知られています。ブルーライトフィルター機能は、画面から発せられるブルーライトの量を減少させる機能。

ブルーライトについてはさまざまな説があるのですが、やはりカット機能があるのと無いのでは疲れ方が違いますね。

ちなみにブルーライトとは、紫外線と近い波長をもつ青紫光 (波長415~455nm)。可視光線の中では最もエネルギーが高いとされています。

ブルーライトが網膜まで到達すると、眼精疲労のみならず睡眠障害、肩こり、頭痛などの原因になるのだとか。ほとんどのアイケア機能はこのブルーライトを意識したものですね。

2. フリッカーフリー技術

フリッカーフリー技術は、画面のちらつき(フリッカー)を軽減または完全に排除することによって目の疲れを減らす機能です。

画面のちらつきは通常、目には見えない速さで発生しますが、長時間の使用により目の疲れや不快感を引き起こす原因となります。

3. 自動輝度調整

周囲の光の条件に応じてモニターの輝度を自動で調整する機能です。明るい環境では画面を明るくし、暗い環境では画面を暗くすることで、目の疲れを軽減し、視覚的な快適さを保ちます。

輝度は設定や調整が面倒なため、意外と触ることがない部分。私も年に何度かしか手動設定しないので、自動調整は本当にありがたいです。

4. コントラストの最適化

高いコントラスト設定は、特に暗いシーンでの視認性を向上させますが、目に負担をかけることもあります。

コントラストの最適化機能は、画面のコントラスト比を調整して、目の負担を軽減しつつ、コンテンツを鮮明に表示します。

5. 色温度調整

色温度調整機能により、ユーザーは画面の色温度(暖かい色調や冷たい色調)を自由に調整できます。夜間や長時間の使用では、暖かい色調に設定することで目の疲れを軽減できます。

6. ローモーションブラー技術

ゲームプレイ中の迅速な動きをより滑らかに表示することで、目の疲れを減らす技術です。これは、特にアクションゲームやスポーツゲームをプレイする際に有効ですね。画面のぼやけを軽減し、よりクリアな視覚体験を提供します。

主要メーカーのアイケア機能

次に、各メーカーが自社製品に搭載しているアイケア機能も見ていきましょう。

1.ASUSの「Ultra-Low Blue Light」技術

ASUSのモニターに搭載されている「Ultra-Low Blue Light」技術は、ブルーライトの放出を著しく減少させることができます。

OSDメニューから4つのブルーライトフィルターを選択し、カット具合を調整できることがポイント

2.BenQの「Flicker-Free」技術

BenQの「Flicker-Free」技術は、画面のちらつきを排除し、目の疲れや不快感を軽減します。

BenQモニターはフリッカー軽減に特に力を入れているようで、自社独自の軽減機能も開発しているようです。

3.Dellの「ComfortView Plus」機能

Dellのモニターに備わる「ComfortView」機能は、ブルーライトの放出を低減し、画面のちらつきを最小限に抑えることで、目の疲れを軽減します。

ASUSのUltra-Low Blue Lightに似た機能ですが、有効化すると色精度が低下してしまうという弱点がありました。

この点を克服したのが「ComfortView Plus」で、色精度を落とすことなくブルーライトをカットしてくれます。ちなみにマニュアル設定は不要で、パネル自体がカットしてくれるようですね。

4.LGの「Reader Mode」

LGモニターの「Reader Mode」は、色温度を調整して、読書に適した環境を提供します。ブルーライトを減少させることで、目の疲れを軽減し、より長時間の読書や作業を快適にするのが目的。

どちらかといえば静止画面向きなのでゲーム用途ではないかもしれませんが、テキスト主体のサイトを閲覧するときには役立つと思います。

5.Samsungの「Eye Saver Mode」

Samsungモニターに搭載されている「Eye Saver Mode」は、ブルーライトを低減し、ちらつきを排除することで、目の疲れを軽減します。

ブルーライトカット+フリッカーフリーの合わせ技的な機能ですね。特に意識することなく2つの対策をいっぺんにやってくれるので助かります。

アイケアはゲーマーの基本

アイケア機能は性能とは関係がありませんが、長時間のゲームプレイに無くてはならないものです。

プレイ時間が長ければ長いほど効いてきますので、可能な限りオンにしておくことをおすすめします。最近はアイケア機能をオンにしてもプレイ品質が落ちないものが多いので、積極的に使っていきましょう。