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ゲーミングPC界隈で定期的にネタになるもののひとつに「モニターのサイズ」があります。
モニターのサイズは「大きければ良い」といった類のものではなく、人によって最適解が異なるからです。
今でも、ネットの掲示板では「27と32のどちらが良いのか」「27が至高」など、さまざまな説が飛び交っています。
私は初めてPC用モニターを購入してから早18年ほど経過しましたので、これまで購入したモニターのサイズについて、個人的なレビューをまとめてみることにします。
15~19インチ
現在ではほとんど見かけなくなりましたが、サブモニターとしての需要は未だにあるのがこのサイズ。
ちなみに私が初めて購入したモニターは15インチサイズでした。当時はまだスクウェア型(正方形)が主流で、15インチサイズでも2~3万はした覚えがあります。
15インチモニターは、正直あまり使い勝手が良くありません。ブラウザも綺麗に画面におさまらない、ゲームには小さすぎる、せいぜいフルHDという具合に難点が多いです。
17インチも同様で、一部の高額なCRTモニター以外は3Dゲームに適していませんでしたね。「あのサイズしかなかったから買った」という感想しかありません。
今ならばあえて選択する意味はないでしょう。唯一の例外として、ブラウジング専用の長方形かつ縦にして使うサブモニターなら、用途が限定されているので使い勝手は良いと思います。
19インチサイズになると、ようやくゲームにも適したサイズになってきますが、ほとんど変わらない値段で23~24インチが買えてしまうので、こちらもあえて選ぶ理由がないですね。
よく「スクウェア型のほうが良かった」と語る人がいますが、完全に思いで補正がかかっていると思います。やはり今の横長モニターのほうが視界にフィットしていますし、情報量も多く見やすいです。
20~27インチ
このあたりからようやくゲーム用モニターとしての機能性を帯びてきます。実は20インチ台は23と27しか購入経験がありません。
この2台はデスクに2台並べておくことを考えると非常に扱いやすく、値段も手ごろだからです。
メインで使うならば、今は27インチが妥当ではないでしょうか。これよりも小さくなると据え置きのモニターとしては役不足感が出ますし、何よりもフルHD以上の環境に対応できません。
グラボが対応していれば描画自体は可能ですが、解像度が高くなるとオブジェクトが小さくなりすぎて、目視しにくいのです。4Kとかは地獄ですね。2K(WQHD)モデルがあるのかわかりませんが、2Kでもだいぶきついと思います。
また、どうしてもモニターとの距離を知覚する必要があり、肉体的な負担も大きくなります。FPSは画面が大きすぎないほうが良いと聞きますが、それでも疲れますね。
ただ気になるのが、27インチのゲーミングモニターはそれなりに選択肢があり、リフレッシュレートが高めでありながら価格は抑えめのコスパモデルが多いということ。
個人的には4K対応なら最低でも30インチは欲しいのですが、27インチの固定ファンが未だに多いのでしょうか。
個人的に超おすすめ「29~32インチ」
市場的には29インチから31.5インチ表記が多いと思います。29と30インチは超横長の湾曲タイプ、31.5インチはフルHDから4Kまで幅広いラインナップでコスパが高いですね。
個人的には、今後のゲーミングモニターはこの領域がおすすめです。視認性や没入感、コスパ、性能のあらゆる面で洗練されています。
特にコスパ。WQHDで3万円前後、4Kで4万円台前半で変えてしまうので、中途半端に27インチを購入するよりもはるかにお財布にやさしく、満足度も高い。
さすがに144Hz対応で4Kとなると10万円を超えてきますが、フレームレートを妥協すると一気に安くなりますね。
「でかい」と感じるのは最初の数時間だけで、使えば使うほどしっくりきますし、目も体も楽です。広めのデスクでゆったり眺めながらゲームに集中できるので、あっという間に慣れます。
「31.5で4K」が次のスタンダードになりそう
各メーカーの動きを見ていると、ゲーミングモニターは徐々に29~31.5サイズが主流になりそうです。29と30は湾曲専用のサイズとして、31.5はスタンダードなコスパモデルが増えるでしょうね。
「大きすぎていらない」という食わず嫌い勢が多いのですが、実際に使ってみると非常に扱いやすく、1枚でいろんなことができるので重宝します。ぜひ参考にしてみてください。