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Intel製CPUは「Core i○」という具合にiの次につく数字でグレードが別れています。しかし、厳密に言えばもうひとつの分類方法があります。
そして、その分類によれば境界線となるのは「Core i5内のグレード」であることはあまり知られていません。
そこで、Core i5内のグレードを決定づける2つの機能「vPro」「TXT」を紹介してみたいと思います。
Core iシリーズのおおまかな分類
IntelのCoreシリーズは、Core i5の一部~Core i9のグループと、Core i3~Core i5の一部のグループに分類できます。
つまり、Core i5シリーズが上位グループと下位グループの境目になるわけです。具体的にはi5 10400(11400)とi5 10500(11500)の間に境界線があるのです。
i5 10400(11400)とi5 10500(11500)は見かけの性能としては大差ありませんが、機能面で言えばそこそこ大きな違いがあります。
これは「vPro」「TXT」という2つの機能の有無で説明できるわけですが、この2機能を使う人はそれほど多くないでしょう。
「vPro」「TXT」とは?
まず「vPro」ですが、これはvProプラットフォームに対応していることを意味します。
vProプラットフォームは法人向けのサーバーやクライアントPCに搭載されることが多く、遠隔地から一括でアップデートをかけるときなどに使われます。
数十台規模以上のPC・サーバーを一括で管理するためには役立つ機能ですね。個人用途ではほとんど使用されません。
また、「TXT」は「Intel Trusted Execution Technology(トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー)」の略称で、TPM関連の機能です。
具体的には、TPMをしお湯してBIOSやブートローダーが改ざんされていないことをチェックするための機能となります。
こちらも法人をメインターゲットとした機能で、個人用途ではそれほど意識していない方が大半だと思います。
この2つの機能が搭載されているのが、「Core i5 10500(11500)以上」であり、「Core i5 10400(11400)」以下では使用することが出来ないのです。
個人用途でコスパを追求するなら?
Core i5 10500(11500)かCore i5 10400(11400)か、という選択の場合、私ならば後者を選ぶでしょうね。
性能面で大差がない上に、ミドル~ハイのGPUでもボトルネックになることはなく、非常に使い勝手が良いからです。
しかも2021年7月時点で2万円を切る低価格、入手性、リセール価格の安定さなどどれをとっても優秀です。
6コア12スレッドの安定した性能が2万円未満で手に入るため、特にアップデートやセキュリティに高機能を求めない場合は10400(11400)クラスが最適かもしれません。