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ストレージを増設したものの、OSから見ると容量が変わっていない。初心者が陥りがちなミスです。
ストレージの増設自体は難しくないだけに、原因がわからず四苦八苦しますよね。今回はOS上でストレージが認識されないときの解決法をご紹介します。
BIOSで認識されているかを確認
まずはBIOS上で認識されているかを確認しましょう。OSで認識されていなくてもBIOS上で認識されていれば、ドライバーの更新で治ることがあるからです。
一方、BIOS上でも認識されていない場合はどうでしょうか。特に初心者が陥りがちなのが、BIOS上の「SerialATAコネクタ」の項目をoffにしてしまっていること。
現在のHDDやSSDはSATA接続が主流ですから、この項目をoffにすると認識されません。項目を有効にして再起動をかけてみましょう。これでも認識されなければ、何らかの物理的な故障や接続ミスが原因かもしれません。
デバイスマネージャーを確認
BIOSでは認識されているものの、OS上ではHDDやSSDを認識していない場合は、まずデバイスマネージャーを確認してみましょう。新しく増設したストレージがOS上に認識されていれば、デバイスマネージャーに正しく表示されるはずです。
また、「マイコンピュータ→コンピュータの管理→記憶域→ディスクの管理」で表示されていないことも確認できれば、OS側で認識していないことは明白です。この場合、まずはドライバの更新などを行ってみましょう。解決する可能性は低いですが、やらないよりはマシです。
そしてドライブレターの割り当てが他と重複していないかも確認したいところ。現在は接続すると自動的にドライブレターが割り当てられますが、稀に他のドライブと重複を起こします。
手動でドライブレターを割り当てなおすことで復旧する可能性があることも、知っておきましょう。
物理的な接続を疑う
SATAコネクタがしっかり接続されているか、向きは間違っていないかを確認しましょう。また、確かに接続されているのに認識されない場合は、マザーボードかストレージ、どちらかが故障している可能性があります。
これを見極めるためには、内蔵HDDをUSB接続で外付けHDDに変換するケーブルが便利です。例えばタイムリーの「UD-505SA」ですね。USBでストレージを接続して認識されれば、マザーボードやSATAコネクタ、ケーブルに問題があるかもしれません。
また、USB接続で認識されなければ、ストレージ自体の故障を疑います。2000円以下で買える非常に便利なアイテムです。
ストレージが認識されないトラブルは、深みにはハマるとなかなか抜け出せません。順を追って正しく切り分けていき、冷静に対処しましょう。そもそも壊れているなら「HDD故障の原因は温度以外にある?意外な故障原因とは」や「PCが突然死!原因はどこにある?」の記事をご覧ください。
NVMe接続のストレージが増えている一方で、まだまだSATAも現役です。しかも、年々価格は安くなり、SSDでもかなりコスパが良い製品が出始めています。ゲームタイトルの容量自体が大きくなっていますから、できるだけ安く増設していきたいですね。