※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
Intelが満を持してリリースした第10世代Coreシリーズは、Ryzenとの真っ向勝負の様相を呈しています。
特に最もよく売れるレンジである「ロー~ミドルレンジ」では、Core i5 10400に注目です。このレンジでは初の「6コア12スレッド」モデルだからです。
しかし、CPUはコスパだけでなく「GPUのボトルネックにならないか」という視点も大切。Core i5 10400は、一体どこまでのGPUとセットで使用可能なのでしょうか。
前世代通りであればRTX2060あたりが無難
第9世代の同価格帯モデル「Core i5 9400」と同じ考えで行けば、RTX2060あたりが良いバランスを保てる限界かもしれません。これ以上になると、確かにパフォーマンスは上がるものの、GPUの性能を活かしきれない可能性がでてきます。
そもそもボトルネックになるか否かは、解像度や表示深度(表示するオブジェクトの多さや視野の広さ)によって変わるため、把握が難しいもの。
それでも、他のCPUと比較してGPU性能が著しく落ちていれば、「CPU側がボトルネックである」と考えられるわけです。
ただし、複数のCPUを用いてベンチマークを回すのは手間がかかりますし、そもそもライトゲーマーや初心者がCPUを多数所持しているわけがありませんよね。
そこで今回は、CPUとGPUの組合せから「ボトルネックが発生する可能性」を計算できるサイトを紹介します。
Bable Tech
https://bablishe.com/cpu-gpu-bottleneck-checker/
日本語で使えるため、かなり使い勝手が良いサイトです。CPUとGPUを入力してチェックすると、「相性」をパーセンテージ+コメントで判断してくれます。
ちなみに、「Core i5 10400+RTX2060SUPER」の組合せをチェックすると「相性71% 少しCPUの性能が低いかも」と表示されます。
一方、GPUをワンランクダウンさせてRTX2060にすると、「相性83% あまりボトルネックは起きません」との結果に。
やはり、Core i5 10400にはRTX2060か2060SUPERあたりが適しているようですね。
Bottleneck Calculator
https://pc-builds.com/calculator/
英語版サイトですが、解像度ごとのボトルネック発生率を具体的に計算してくれるサイトです。CPU、GPUのモデルを選択し、GPUの数とメインメモリ搭載量を入力し「Calculate」を押下すると計算がスタート。
「Core i5 10400+RTX2060 メモリ16GB」で計算すると、全ての解像度でボトルネック発生率が数%しかありません。やはりこのあたりが、バランスの良い組み合わせなのかもしれませんね。
以上、Core i5 10400で使えるGPUについて解説してきました。単純な仕様だけであれば、おそらくRTX2080レベルでも問題ないでしょう。
しかし、RTX2060SUPERを超えたあたりから、明らかにGPU性能のロスが大きくなるため、できることからRTX2060SUPER未満で留めておくべきです。