ベアボーンPCを購入するメリットとは

自作PCとBTOパソコンの中間に位置する存在「ベアボーン」。以前はより安く手軽にPCを構築する手段として人気がありましたが、最近は価格だけでいえば、完成品を購入したほうがお得です。

しかし、現在でも毎年のように新作ベアボーンキットが登場していることから、根強い需要が伺えます。では、ベアボーンPCを購入するメリットはどこにあるのでしょうか?

パーツ選定の手間が省ける

近年のベアボーンは、「ケース」「CPU」「マザーボード」「電源」が一体となった小型モデルが主流です。

マザーボードとCPUはあらかじめ組み込まれているため、ベースのスペックは固定されているかわりに、パーツ選定の手間が発生しません。

「多少は自分でくみ上げてみたいけれど、パーツ選定は面倒だ…」という方には、ちょうどいい製品なのかもしれませんね。

超小型PC(NUC)が手軽に作れる

個人的に、最近のベアボーンを購入する最大のメリットはこれですね。NUCとは、インテル社が定めた小型PCのフォーマットで「Next Unit of Computing」の頭文字をとったもの。

長方形で大人の掌ほどの面積(10センチ四方)の筐体に、なかなかのハイスペックを詰め込んだPC…といえばイメージしやすいでしょうか。

よくある「小さかろう遅かろう」というPCではなく、小型でありながらかなり実用的な性能をもったPCです。

例えばインテルの「BXNUC10I5FNK」は、CPUにCore i5-10210Uを採用し、最大メモリ搭載量は64GB。GPUこそ内蔵ですが、超小型の実用的なPCが構築できます。

現状、手のひらサイズで実用的なスペックを持つPCはNUCのみと言って良いため、小型化を優先する場合はベアボーンの購入を検討すべきかもしれません。

一方でデメリットも存在

このように意外とメリットが多いベアボーンですが、デメリットもしっかりあります。

それは「電源容量が非常に小さい」ということ。これは昔のベアボーンにも言えたことですが、ミドルレンジクラスのGPUに耐えうるような電源はまず付属していません。

前述のNUCであっても電源は90~200W程度。もうお分かりかと思いますが、最近のNUCベアボーンは内蔵GPUでの運用を大前提としているのです。

そのため、ゲーミングPCとしてはやや力不足感が否めません。リビングPCやHTPCなどの用途には最適なのですが…。

したがって、サブPCとしての運用が正しいように思います。ベアボーンでしか入手できないサイズ・型のケースもあるため、外観や省スペース性にこだわるならば購入を検討してみてもいいでしょうね。