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「静電容量無接点方式」といえば、リアルフォースシリーズでお馴染みの「東プレ」が採用する仕組みです。
数あるキーボードの軸の中でも最高峰と呼ばれるこの仕組みは、東プレの専売特許だと考えられていた時期がありました。
しかし、近年は東プレ以外のメーカーでも静電容量無接点方式を採用しています。
静電容量無接点方式を採用する「東プレ」以外のメーカー
結論から言うと、東プレ以外に静電容量無接点方式を採用しているメーカーは2つあります。
ひとつは、「PFU」。1987年に設立されたPFUは、組み込み型コンピューターやネットワーク機器を製造する企業です。
キーボード業界では「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」が有名ですね。プログラマ御用達のキーボードで、ファンクションキーや数字キーが省略されたスタイリッシュさが特徴です。
HHKBはリアルフォースと双璧をなすほどの高品質・高級キーボードです。
ふたつめは、AKEEYOですね。ご存じない方も多いかもしれませんが、AKEEYOはドライブレコーダーの業界では非常に有名な企業です。
安価で高性能なミラー型ドライブレコーダーを多数販売しています。このAKEEYOも静電容量無接点方式を採用する「AKEEYO NIZ」というシリーズを販売していて、最近徐々に人気が出てきています。
「PFU」と「NIZ」以外にも静電容量無接点方式を採用しているメーカーはあるかもしれませんが、現時点で入手性が高いのはこの2つでしょうね。
静電容量無接点方式の何がすごいのか
ここで改めて静電容量無接点方式の強みをおさらいしておきましょう。
耐摩耗性が強く耐久力に優れる
静電容量無接点方式は物理的な接点がないため、摩耗が少ないことが特徴です。
メカニカルスイッチは通常、金属接点が物理的に接触することでキー入力を検知しますが、静電容量無接点方式は電極間の静電容量の変化を利用して入力を検知します。
これにより、金属接点が必要なく、摩耗による劣化がほぼないため、耐久性が非常に高いです。
精密な入力コントロール
次に、入力の正確さと反応速度が優れています。静電容量無接点方式は、キーを完全に押し込む前に入力が認識されるため、入力の「オン」や「オフ」の判定が迅速です。
つまり、連続的で迅速なタイピングやゲームプレイ時のレスポンスが向上します。加えて、静電容量の変化を検知することで入力の強さや深さも細かく制御できるため、感度を調整することも可能です。
静音性
さらに、打鍵時の静音性も優れています。メカニカルスイッチでは接点が打鍵ごとに物理的に接触するため、打鍵音が発生しやすいですよね。
これに対し、静電容量無接点方式は接触がないため、打鍵時の音が非常に静かです。やはり物理的な接触がないというのは静音性に関して圧倒的に有利なようです。
高額なモデルが多いが買って損はない
静電容量無接点方式を採用するキーボードは、一般的なメカニカルキーボードよりも高額です。
新興ブランドであるAKEEYO NIZでもおよそ3万円しますからね。リアルフォースのコスパモデルで2万円台中盤ということろでしょうか。
1万円代から買える最近のメカニカルキーボードに比べると、どうしても高く感じてしまいます。しかし耐久性や打鍵感、静音性などに慣れてしまうと、手放したくなくなるほどの逸品ぞろい。
最近はワイヤレスモデルも増えているので、外出先でも使いやすいです。ゲーマーなら一度は体験しておいて損はないと思いますよ。