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ゲームプレイ時には、メインモニターに合わせてサブモニターを使うことが多いですよね。
デュアルモニターはコミュニケーションやリサーチの効率を上げてくれる、優れた仕組みです。
このデュアルモニター環境を構築するとき、ワイヤレスディスプレイは非常に役立ちます。
ワイヤレスディスプレイのメリット
Windows10では、標準機能としてワイヤレスディスプレイの接続を利用できます。
「Miracast」という技術を用い、ノートPCやタブレットの画面をWi-Fi経由で、外部モニターに表示できるわけです。
ワイヤレスディスプレイを使えば、ケーブルの制限がないことから配置の自由度が高まり、より快適なゲーム環境を構築できます。
モニターのケーブルの長さが足りず、しっくりくる配置にできないといった悩みはよく聞きますからね。
ワイヤレスディスプレイの導入方法
では実際の導入方法について解説します。ワイヤレスディスプレイは、前述の通り「Miracast」という規格を使っており、これに対応するアダプターが必要です。
ただし、モニター事態にワイヤレスディスプレイ機能が内蔵してあれば、それを使うことができます。
また、ワイヤレスディスプレイ機能が無い場合は、専用のアダプターを購入すれば問題ありません。
例えばMicrosoftの「P3Q-00009」ですね。価格こそ12000円とやや割高ですが、どのデバイスからでも瞬時にワイヤレスディスプレイ環境を創り出せるため、大変便利です。
ただし、本体側がMiracast technologyに対応していることが条件です。
ここで、具体的なワイヤレスディスプレイの導入方法について解説します。
- Winsows 10 32bitもしくは64bit搭載のPCを用意する
- Windows Display Driver Model (WDDM) 1.3 をサポートするディスプレイアダプターを用意する
- NDIS6.3以上をサポートする無線LANを用意する
少し難しそうですが、原則としてWindows10が搭載されているPCならば、これら3つの条件はクリアしているはずです。
もし不安であれば、次の手順で環境が適合しているかを確認できます。
ディスプレイアダプタの確認
- スタートメニューに「dxdiag」と入力して実行
- 起動した「DirectX診断ツール」の画面から「ディスプレイ」タブをクリック
- ドライバーモデルが「WDDM1.3」より大きい数字であることを確認
無線LANの確認
- スタートメニューに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを実行
- 起動したコマンドプロンプトに「powershell」と入力、その後「get-netadapter | select name, ndisversion」と入力
- 出力結果の「Wi-Fi」の項目がバージョン6.3以上であることを確認
ワイヤレスディスプレイを使う時の注意点
ワイヤレスディスプレイは、基本的に「メイン」としてつかうよりもサブのほうが有益です。
なぜなら、データをH264コーデックで圧縮してから通信し、表示までに0.1秒程度の遅延が発生するからです。
FPSなどシビアな動きが必要なゲームでは、こういった遅延が致命傷になることもあります。実際には体感できるほどの遅延ではないものの、やはりサブモニターとして使うほうがベターでしょう。