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パソコンの初心者ということは、Windows自体の知識もあまり無い状態だと思います。
Windowsは大変使いやすいOSですが、あまり触らないほうが良いフォルダがいくつかあることをご存じでしょうか。
今回は、Windows内にあるフォルダの中で、初心者が触れるべきではない場所を紹介します。
触れてはいけないフォルダ=OSの基本設定に関する場所
WindowsはGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)が採用されており、カーソル移動やクリックで視覚化されたデータを自由に触れることが魅力です。
それだけに、本来ならばあまり手を触れてはいけない場所にも到達できてしまいます。
触れてはいけないフォルダとは、Windows OSの基本的な設定やOSの根幹にかかわる部分であり、無暗に改変するとOS自体がクラッシュしてしまう可能性があるのです。
こうしたフォルダは、OSのことをある程度知っている中級者以上だけが触ってよい場所。特に以下3つは、基本的にスルーすべきです。
System32
C:\Windowsフォルダ配下にあるSystem32フォルダは、OSの根幹となるプログラムが多数含まれる場所です。
具体的にはDLLファイル(ダイナミックリンクライブラリファイル)やシステムプログラムが格納されており、この場所が少しでも傷つくとOSは正常に動きません。
標準機能の実行ファイル(exeファイル)多くがSystem32フォルダの中に存在しているため、よほどのことがない限りは内部を改変しないようにしましょう。
ちなみにこのフォルダを誤って消してしまうと、OSが大怪我をしたことと同じになり、再インストールが必要になります。
Program FilesとProgram Files (x86)
アプリケーションやソフトウェアがインストールされる場所です。これらはProgram Files内に専用の場所を作り、レジストリに記録したうえでインストールされます。
OSの根幹部分ではないですが、実際にWindowsを使う上では非常に大切な場所で、このフォルダが壊れてしまうとソフトの再インストールが必要になります。
ちなみに「Program Files」は32bit版OS、「Program Files(x86)」は64bit版OS専用のフォルダです。今ならばProgram Files(x86)のほうに注意すべきですね。
WinSxS
C:\Windowsフォルダ配下にあるWinSxSフォルダは、かなり特殊な場所です。もともとは以前のWindowsで発生した問題(DLL地獄)を解決するために設置されました。
DLL地獄とは、DLLの重複や競合が連続する事象で、これを解決するためにDLLをバージョンごとに保存する場所として生まれたのがWinSxSフォルダです。
Windowsを使用し続けると、自然とDLLのバージョンも上がっていくため、どうしてもWinSxSは肥大化します。
しかし、このフォルダを手動で削除してしまうと、前述のDLLに関するトラブルが起こる可能性が否定できないのです。こちらも無闇に触らないようにしましょう。
Windowsは定期的にバックアップしよう
このように、Windows内には極めて繊細なフォルダがいくつかあり、無防備な状態で置かれています。
管理者権限でログインすると全て自由に触れてしまうので、くれぐれも注意してください。また、正常な状態で必ず1度はバックアップを取るようにしましょう。