親や祖父母にこそBTOパソコンを進めるべき理由

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2018年11月頃、「普通のPCが普通に買えない」という記事が話題になりました。実は私もここ2年ほど、全く同じような感想を抱いていたため、この記事には非常に共感したのです。

実は今、PCに詳しくない一般の人たちは、割高だったり使いにくかったりするPCを買ってしまいがちな現状があります。親世代や祖父母世代は、まさにこれですね。一体今、PC市場に何が起こっているのかを解説します。

そこそこのCPU&メモリ8GBモデルが見当たらない事態

私の住んでいる市には、いわゆる大型の家電チェーン店があります。この店では、結構広いスペースをPC専用としていて、様々なPCが陳列されています。

用事のついでに眺めてみるのですが、スペックは軒並み「帯に短し、たすきに長し」といったところ。つまり、「使えるには使えるけれども、定番の構成ではなく使いにくい」ものが多いのです。

例えば、CPUがモバイル版の低電圧版でメモリは4GB、ストレージはHDDで価格は8万円、みたいな感じが多いですね。BTOパソコンを見慣れている身としては、明らかに割高です。加えて、スペックも貧弱で、買ったはいいが64bitOSを載せてガシガシ使うには心もとないレベル。

そこで、8GB以上のモデルを探すと、一気に値段が跳ね上がり20万近いものになります。無駄にTVチューナーやら4K液晶を導入しているのもこの価格帯。

ゲーミングPCユーザーがターゲットにする「Core i3 やi5」「Ryzen 2400G」などが搭載された「メモリ8GB~16GBのPC」は、まず陳列されていません。

PCに詳しくない人が難民化している

端的に言うと「オーソドックスでそこそこのスペックな万能機」を売らなくなったメーカーが多いのです。実際には売っているのですが、web直販モデルに限定しているため、インターネットを使い慣れていない世代は購入候補にもできません。

この記事を読んでいる世代の親や祖父がPCを欲しがっていても、適当なモデルが無いのです。初心者でかつ高齢者であれば、TVは別に持っていますし、無線も必要ないでしょう。

また、余計なソフトウェアも必要ありませんよね。まず使いこなせませんから。しかしいざ買うとなると、余計なものがインストールされ、基礎的なスペックは貧弱で、価格だけ高いというPCが溢れています。

私は、こういう人たちにこそ、BTOショップの存在を知ってもらうべきだと思うのです。

ゲーミングPCの知識で親や祖父母にアドバイスを

PCをはじめとしたデジタルデバイスは、高齢者の一人暮らしの強い味方になります。PCを一通り使えるだけで、遠隔地とのコミュニケーションが楽になり、情報収集が容易になります。

もし、親や祖父母世代がPCを欲しがっていたなら、迷わずBTOパソコンを進めてみてはいかがでしょうか。現状の日本では、スタンダードでコストパフォーマンスが良く、保証がしっかりしたPCというのはBTOショップでしか入手できません。

これは私が自作PCやBTOパソコンのファンだということを差し引いても、的外れではないでしょう。ゲーミングPCの知識を使って、遠く離れた両親や祖父母へ、コスパに優れたスタンダードなPCを選んであげてみてはいかがでしょうか。