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すっかりゲーミングPCのメインストレージとして定着したSSDですが、その容量に悩む人は意外に多いものです。起動ドライブと割り切って小容量にするか、後々の事を考えて大容量にするか、決めかねますよね。一般的に起動ドライブならそれほど大容量なSSDは必要ないと言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。
値下がりを続けるSATA接続のSSDの実情を踏まえながら考えてみます。
かつては100GBで十分だったSSD…現在は?
SSDが登場した当初は、起動ドライブとして使用するだけで劇的な速度上昇が体感できたため、OS+主要アプリケーションの起動ドライブとして使う人が大半でした。
また、アプリケーションのサイズもそれほど大きくはなく、MMORPGのクライアントをインストールしてもせいぜい30GB程度。実際、主要なMMORPGのクライアントサイズは10GB~25GBが中心だったのです。
主なMMORPGのクライアントサイズもしくは推奨空き容量
メイプルストーリー | 約7GB |
マビノギ英雄伝 | 10GB~40GB |
ドラゴンクエスト10 | 24GB以上 |
黒い砂漠 | 28GB |
しかしゲームクライアントのサイズは年々巨大になっており、2015年のグランドセフトオートVではついに65GBの空き容量を要求するまでになりました。
さらにWindows版FF15では、ついに150GB近い容量が必要になるなど、100GB~200GB程度のSSDではもはや心もとないのが実情です。PCゲーマーは複数のゲームを掛け持ちする傾向が強いですから、当然240GB程度では不安が残りますよね。
1TB以上のSSDはまだまだ高価
しかし将来を見越して大容量(1TB以上)のSSDを検討すると、その値段がネックとなってきます。2018年4月現在、容量1TBのSATA接続SSDは再安値でも約27000円。
以前よりかなりお得になったものの、HDDのように気軽に大容量を増設するというわけにはいかない価格です。安価なHDDにクライアントをインストールすると起動や動作の面でSSDに見劣りしますし、悩ましいところですよね。そこでSSDの買い足しで対応する、という方法はいかがでしょうか。
単価の安い480GBモデルを増設する
SSDはSATA接続であっても容量が1TB以上となると価格が上昇していくため、それより下のモデルを必要に応じて買い増すのが良いかもしれません。
特に480GBのSSDは1GBあたりの価格が23円~26円と、1TBモデルよりもお得です。一気に1TBへ増設してしまうのも良いですが、まずは480GBで様子を見るというのもひとつの方法になるでしょう。
HDDのように容量が大きいほど1GB当たりの単価が安くなるというわけではないので、こういった工夫が功を奏します。SSDの容量がどのくらい必要かは個人の遊び方によりますが、240GBで十分という時代は終わりに来ているように思いますね。
BTOパソコンを購入する際にも、できるだけ大きなサイズにアップグレードしておいたほうがよさそうです。もちろんSSDや容量だけでなく速度や耐久性が重要です。耐久性・信頼性については「SSDの信頼性は3つの指標で判別できる」の記事をご覧ください。