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さまざまなアイテムが激安価格で入手可能な「ドン・キホーテ」が、またオリジナルPCを発表しました。これまでも何度か激安PCを販売していますが、お世辞にもゲーミングPCとは言えない性能でしたよね。しかし、今回のPCは少し事情が異なるようです。
なぜなら、AMDの4コアCPUを搭載しているからです。そこで、ドン・キホーテの3万円PCのスペックを紐解いてみましょう。
AMD A4-7210搭載のドン・キホーテ3万円PC
2019年10月11日から全国販売されるドン・キホーテの3万円PCは、モニター一体型のデスクトップタイプです。早速スペックをチェックしてみましょう。
ドン・キホーテ3万円PCのスペック
- OS:Windows10 Home 64bit
- ストレージ:eMMC 64GB(増設可)
- メモリ:DDR3 4GB(増設・変更不可)
- CPU:AMD A4-7210
- GPU(内蔵):AMD Radeon R3 Graphics
- LAN:1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T対応
- 無線LAN(Wi-Fi):IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
CPUには、AMDのAPU「AMD A4-7210」を搭載しています。現在、一般にはほとんど公開されていない特殊なAPUだけに、性能が気になりますね。ざっと調査してみると、次のようなスペック・性能のようです。
AMD A4-7210のスペック
- 4コア4スレッド 1.8GHz~2.2GHz動作
- プロセスルールは28nm
- 2015年リリース
- AMD Radeon R3 Graphics内蔵
- TDP 25W
TDPからもわかるとおり、元々はノートPC用のAPUとして開発されています。また、内蔵GPUのAMD Radeon R3 Graphicsについても調査してみました。
AMD Radeon R3 Graphicsのスペック
- シェーダー数128基
- 350~686MHz動作
性能的には「AMD Radeon HD 8400」に近いとのことですので、Intelの内蔵GPUならばHD グラフィックス4000シリーズ、つまり第3世代Core i5やi7に相当すると見て良さそうです。
一般的には決して高性能なGPUではありませんが、2Dのブラウザゲームならば動作させられるレベルだと思います。また、NvidiaのGPUに例えると約10年前のローエンドモデル「GeForce 9400 GT」相当になりそうですね。
3万円でとりあえず十分動くPCであることは間違いない
ストレージとメモリの容量が少し気になりますが、ブラウジングやブラウザゲームを起動させるには問題ない性能でしょう。また、オフィスソフトもデータぎっしりのエクセルファイルやパワーポイントを加工しなければ、特に問題ないと思います。
内蔵GPUの性能からいうと、最近のMOBA系ゲームやバトルロイヤル系タイトルは起動させるだけで精一杯かもしれません。
やはりWindows10でメモリ4GBというのが気になります。OSを通常起動させるだけで半分以上は使用されますから、自由になる領域はそれほどないでしょう。
まさに必要最低限といった具合ですね。ここが8GBなら、かなり「買い」でした。APUの動作クロックが高く、極めて実用的だからです。
2台目やリビング用PC、ちょっとしたゲームを楽しむくらいなら問題の無い性能だと思います。腐っても4コア2GHzオーバーですからね。3万円でも、中心部分は至ってまともです。