光学ドライブは本当に不要なのか?使い道を整理

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最近のゲーミングPCは、光学ドライブを搭載しないモデルが増えました。

増えました…というよりも、すでに非搭載モデルのほうが主流かもしれませんね。BTOパソコンの大半は5インチドライブベイに何も搭載されていませんから。

しかし、本当に光学ドライブは不要なのでしょうか。2020年時点で、光学ドライブの使い道を考えてみました。

光学ドライブの使い道

光学ドライブは、結論から言うと「無いよりはあったほうが良い」パーツです。確かに最近は、OSのリカバリもUSBメモリから開始できますし、映画や音楽もストリーミングやダウンロード配信が増えました。

物理的にドライブを動作させなくても、大半のことはできてしまうわけです。しかし、それでも光学ドライブは「あると便利」なことに変わりはありません。

光学ドライブの主な使い道

  • インターネットに接続していない状態でのドライバ、ソフトウェアのインストール
  • 容量の大きなゲームクライアントのインストール
  • 旧世代のゲームをエミュレーターで動作させる場合
  • 音楽や動画のリッピング

実は私も最近、あるゲームをインストールしようとして、光学ドライブの有難さを再認識しました。

そのゲームは、いわゆるダウンロード版とDVD版の2種類が発売されているのですが、ダウンロード版のクライアントファイルが4GB程度あり、なおかつDLサーバーが非常に貧弱。

DLが完了するまでに数時間かかってしまいました…。さらに、別バージョンのクライアントはすでにDLできなくなっていることが判明。

つまり、旧バージョンをプレイしようとすると、必然的にDVDメディアが必要だったのです。こうした事情から、光学ドライブを久々に使い、事なきを得ました。

それでも使う頻度があまりにも低い……

結局のところ、「使い道はあるけれど、頻度があまりにも低い」というのが光学ドライブ不要論に拍車をかけているのだと思います。

また、光学ドライブを搭載しないことでPC自体のサイズを小さくすることもできますし、小型・高性能化が進む現代のPC事情では、非搭載のほうが色々と都合が良いことは確か。

ということは、光学ドライブは内蔵せずに外付けを購入して使いまわすのが正解だと思います。

外付け光学ドライブはDVDなら非常に低額ですし、BDでもそこまで高くありません。

ちなみにDVDドライブならば、アイ・オー・データ「EX-DVD04」などは安価で使い勝手も良いと思います。個人的には、USB3.0に対応していることと、長期間のデータ保存に対応した「Mディスク」を使えることが大きいですね。

Mディスクとは最近登場した新しい記録メディアで、経年劣化に対する耐久性を大幅に強化し、数十年~数百年のデータ保存に対応しています。

読み込みは一般的な光学ドライブで可能ですが、書き込みには専用品が必要なため、Mディスク対応の光学ドライブはぜひとも確保しておきたいところ。

最近では写真や動画、既に販売されていない旧バージョンのゲームクライアントなど、長期保存を前提としたデータも増えていますからね。

Mディスク対応型外付け光学ドライブが現状の正解?

以上のことから、BTOパソコンに光学ドライブを内蔵させる必要はないが、外付けでは1台用意しておいたほうが良いという結論になりました。

できればMディスク対応型で、USBも3.0に対応していること。この2つを抑えておけば、ほぼ不便を感じることはないはずです。